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【J1:第25節 名古屋 vs 柏】プレビュー:上位追撃へ今季の連勝記録を伸ばしたい名古屋。降格圏からの脱出を図る柏から、ホームで勝点3を奪えるか!?(09.09.11)

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9月12日(土)J1 第25節 名古屋 vs 柏(19:00KICK OFF/瑞穂陸
スカパー!生中継 Ch183 18:50〜(解説:藤川久孝、実況:吉田太一、リポーター:尾原秀三)
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現在リーグ3連勝中と勢いに乗る名古屋が迎え撃つのは、ネルシーニョ体制発足から調子を上げてきている柏。リーグ戦も残り10試合となり、これからは各チームが現実的な目標に向かいだす。様々な思惑が交錯するピッチ上の戦いは、より複雑にシビアなものとなってくるだろう。

上位進出を狙う名古屋は、前節の新潟戦に勝利し自信を深めている。国際Aマッチデーによる2週間のブレイクがむしろ水入りに思えるほどの勢いで、新メンバーを加えた新布陣は機能し始めている。それに引っ張られるように玉田圭司や小川佳純ら既存の主力も輝きを取り戻してきた。守護神・楢崎正剛の負傷欠場をものともしない充実ぶりは、今後の巻き返しを十分に期待させるものとなっている。

柏も上昇気流に乗りつつあるチームだ。高橋前監督時代の19試合で40失点と崩壊寸前だった守備陣が、ネルシーニョ監督就任以降の5試合では3失点と安定感を手に入れた。勝利こそなかなか挙げられていないが、チームはようやく落ち着きを取り戻しつつある。ここからは残留争いも佳境に突入する上に、ホーム柏での名古屋との今季1戦目では後半ロスタイムの失点で敗れた。アウェイでのリベンジで少しでも現状を挽回したいところだ。

ポゼッションの名古屋、カウンターの柏と持ち味はそれぞれ好対照。ゆえに試合は名古屋が支配しきるか、柏がそれを逆手に取ることができるかのシンプルな勝負となる。

名古屋は3バックに変更して以降、ポゼッションにも変化が見られてきた。今まではサイド一辺倒だったパス回しに、中央でのパス交換という選択肢が加わったのである。その中心にいるのがブルザノビッチだ。来日当初は緩慢な動きが目立ったが、コンディションが上がった最近は精力的に中盤を動き回り、得意のドリブルを駆使してのボールキープでリズムに変化をつけている。また縦パスの意識が強く、攻撃に推進力を与えるまさに司令塔といったプレーで攻撃をけん引。引いて守る柏の守備陣を切り裂く存在として、この試合でも重要な役割を担うことになるだろう。

だが、不安材料もある。名古屋は吉村圭司とマギヌンが出場停止、山口慶が負傷で欠場。今節で出場可能なレギュラーセンターハーフは中村直志ひとりという事態は、得意のポゼッションサッカーに影を落としかねない。代役には小川や三都主アレサンドロが候補に挙がっているが、本職でないポジションをどれだけこなせるかは未知数。ホームでの川崎F戦(第21節)ではボール処理にもたつく小川がボールを奪われ、そのまま失点という場面も見られた。ストイコビッチ監督が誰にこのポジションを任せるか、その起用法にも注目だ。

柏にとってのキーマンはやはりカウンターを成立させる前線の選手ということになる。ここ4戦でスタメンに並んでいるのはポポ、田中順也のツートップに、菅沼実と大津祐樹の両サイドハーフだ。彼らがいかに効果的に裏のスペースを突けるかは柏にとっての死活問題。それだけに、中盤のコンダクター・杉山浩太を出場停止で欠くのは大きな痛手といえる。栗澤僚一ら中盤の底に入る選手たちの戦術眼は、試合を左右する要素となりそうだ。

連勝記録を伸ばしたい名古屋と、まずは勝点を失いたくない柏。両チームの立場の差も試合展開をよりシンプルにするだろう。引いた相手に手を焼いてきた名古屋にとっては、新布陣でその課題に挑む格好の機会。何より失点を避けたい柏が相手であれば、その意味はさらに大きくなる。これから迎える終盤へ向け、それぞれの信ずる戦い方を貫いた結果はどのように転がるか。気迫のこもった90分間に期待したい。

以上


2009.09.11 Reported by 今井雄一朗
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