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【J1:第25節 G大阪 vs 神戸】神戸側プレビュー:宿敵には絶対に負けられない!8月好調の勢いをそのままに、神戸が狙うは今季のG大阪戦「ダブル」と、2002年以来の万博での勝利(09.09.11)

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9月12日(土)J1 第25節 G大阪 vs 神戸(19:00KICK OFF/万博
スカパー!生中継 Ch182 18:50〜(解説:山野孝義、実況:寺西裕一、リポーター:竹島麻里子)
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☆2009関西ダービー特集

 宿敵・G大阪との因縁の関西ダービー。敵地・万博記念競技場に乗り込む神戸の狙いは今季のG大阪戦「ダブル」、つまりは2連勝と、2002年以来の万博での白星だ。

 一時はJ2降格圏内にも足を踏み入れるなど、前半戦は苦しんだ今季の神戸。しかし、和田昌裕前監督(現ヘッドコーチ)、三浦俊也新監督のもとで再生を図ると、8月は堅守速攻が機能し、首位の鹿島や強豪の浦和に勝利するなど、4勝1分けと好成績を残し、下位脱出。勝点を32にまで伸ばし、11位に浮上。3位広島にも勝点差8にまで追い上げている。

 その好調ななか、2週間ぶりとなるJ1リーグ戦に神戸は臨む。「早く試合がしたかった」(DF河本裕之)という思いもある一方、「みんなの疲れが取れた」(河本)ことも、2週間あった調整期間でのメリットのひとつ。8月に成果を残した代償は大きく、左MF古賀誠史、右サイドバックの近藤岳登がそれぞれ負傷で戦線離脱。エースの大久保嘉人も急性腰痛で日本代表を辞退。彼ら以外にも選手たちには激戦での疲労がたまっていた。リフレッシュするためにも、神戸にはちょうどいい2週間だったと言える。

 結果的に、大久保も全体練習に戻ってハツラツとした動きができるまでに回復。浦和戦で鼻骨骨折した韓国代表MF金南一も、フェイスガードを付けてだが、プレー可能。「自分もケガで1週間休んでいた」という2戦連続ゴール中のFW吉田孝行も今週から本隊に合流。「足がつるくらいまで走りたい」と気合が入っている。

 今季、G大阪戦では、ホームでの第7節で3-1と快勝した神戸。当時のカイオ・ジュニオール監督が、アラン・バイーアを遠藤保仁にマンマークするという奇策を打つと、前半の茂木弘人の2ゴールと、終了間際のマルセウのPKにより、宿敵を倒した。

 そのときとは監督はもちろん、戦術も、メンバーも変わっている神戸。今回はこの1カ月で培った全員のハードワークからの粘り強い守備、奪ってからの素早い攻撃をベースに戦うことになる。キーとなるひとりは、やはりこの人。金とともにボランチで活躍する主将、宮本恒靖。神戸のユニフォームを着て、初の万博凱旋となる。

「200試合くらいやっていたところだし、やり慣れたピッチでプレーしやすい」という背番号14。「個人的にも、チーム的にもいい試合がしたい。神戸サポーターには、この阪神ダービーで勝点3をプレゼントしたい」と述べるプリンスが、和田体制時から取り組むボランチで、G大阪相手にどんなプレーを見せてくれるか、楽しみなところだ。

 また、G大阪戦といえば、大久保と茂木の両FWを忘れてはいけない。彼らの活躍もあり、神戸はJ1復帰した2007年以降、リーグ戦で2勝3分けとG大阪に負けなし。神戸加入後、リーグ戦ではG大阪相手に4ゴールをマークしている大久保。そして、2007年シーズン第33節G大阪戦で神戸加入後2年目にして初得点を挙げるなど、G大阪戦3得点の茂木。この2人は万博でロスタイムゴールも記録。2007年には茂木がG大阪の優勝を打ち砕く値千金弾、2008年には大久保がチームを救うループ弾を決めた。今回も最後まで彼らの活躍を見逃せない。

「G大阪は個々のレベルが高く、西野(朗)監督が続けていて、成功しているチーム。ACL王者でもあり、実力が高いのは認識している」と三浦監督も言うように、相手の強さはもちろん分かっている。元神戸FWレアンドロがいなくなったとはいえ、G大阪にはペドロ・ジュニオールが加入。ルーカス、遠藤、二川孝広など、警戒する選手は枚挙に暇(いとま)がない。「ビデオを見れば見るほど、うまい印象がある」と金が言うのもうなずける相手だ。

 それでも、「勝った試合のサッカーのように、ハードワークできれば」と、大久保。「サイドからしっかり攻撃して崩していきたい」と朴康造。「集団でやるのがウチの売り。しっかり勝ちきって連勝したい」と北本久仁衛。「いい守備から速い攻撃をイメージしてやりたい」と茂木。万博に駆けつけてくれる大勢の神戸サポーターとともに、敵地で勝利の「神戸讃歌」を響かせる。それが、神戸にとっての願いであり、今節の宿命だ。

以上

2009.09.11 Reported by 前田敏勝
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