■九州ダービー
9月12日（土）J2 第39節 熊本 vs 鳥栖（16:00KICK OFF/熊本）
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☆J2 PRIDE of 10　〜J2ダービーDay〜
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　熊本の「九州ダービー」は、昨シーズンの第５節・鳥栖との試合から始まった。記念すべきこの一戦には、熊本からもツアーバス3台をはじめ、自家用車、JRを利用して多くのサポーターが詰めかけ、“最も近いアウェイ”を体感した。お互いのプライドをかけた熱い試合の舞台へ、胸を高鳴らせて乗り込んだ事が、今も鮮明に思い出される。
　その試合、熊本は先制されたものの、今はすでにクラブを去ったFW高橋泰のゴール（この時高橋は鼻骨を骨折しており、フェイスガードをつけてプレーしていた）で追いつきドローを演じた。この時点まで鳥栖は無失点を続けており、08シーズン、鳥栖から初のゴールを奪ったのが熊本ということになった。

　２度目の対戦は21節。雨のKKウィングでのゲームで、熊本はミスを連発。今シーズンは大宮に移籍した藤田祥史の１発で敗れている。そして迎えた３度目の対戦は36節。このゲーム、先制したのは鳥栖。しかし前半のうちに中山悟志のゴールで追いついた熊本は、その中山に替わって入った木島良輔の思い切りのいいゴールで逆転に成功。サガン鳥栖の観客動員プロジェクトの効果もあって、ベストアメニティスタジアムのスタジアムレコードとなった20,129人のうち、殆どを占めていたと思われる鳥栖のサポーターを黙らせた。

　昨シーズンの対戦は１勝１分１敗、今シーズンもここまで１勝１敗で、５試合戦って、ともに２勝１分２敗という戦績。見方を変えれば、５試合しか戦っていない両チーム間には、因縁めいた試合はまだない。だが、強いて挙げれば、昨シーズン３度目の対戦となった36節のゲームは、この時点で６位と昇格の可能性を残していた鳥栖にとっては痛い敗戦となった。熊本はこの試合で７試合ぶりの勝利を飾り、これが終盤にかけて記録した８戦無敗のきっかけになったのである。

　そして迎える、今シーズンの３度目の対戦。なかなか結果が出ずに苦しい戦いが続いている15位の熊本だが、前節は６試合ぶりの勝利を完封＆J加入後最多得点で飾り、連敗を脱した。一方の鳥栖は福岡に先制されながら見事な逆転勝ちで６位の座をキープし、じわじわと上位に迫りながら、まだまだ昇格の可能性を残している。

　単純に考えれば、順位の通りに力の差があることは否めないし、加えて、熊本は昨シーズンから、九州ダービーにおいてはホームでまだ勝ちがない。しかし、そうしたデータがそのまま結果に反映するわけではないのが、サッカーでありダービーマッチの面白さ。昨シーズンの36節を迎える前と酷似している今節の状況も、順位の差を越えた熱いゲームになる事を予感させてくれて仕方ないのである。

以上

Reported by 井芹貴志

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9月12、13日のJ2第39節は、北関東(水戸vs栃木）、神奈川(湘南vs横浜FC)、東海北陸（富山vs岐阜）、四国（愛媛vs徳島）、九州（熊本vs鳥栖）の5つの地域間ダービーが開催されます。5つのダービーが同日開催されることは珍しい！ということで、J’s GOALではこの5試合を『J2 PRIDE of 10！〜J2ダービーDay〜』名付け、アツく盛り上げます！

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九州では、9月12日（土）に熊本vs鳥栖＠熊本が開催されますが、前回はどんな戦いが繰り広げられたのか・・・ハイライト映像で前回の九州ダービーを振り返りましょう！
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