■四国ダービー
9月13日（日）J2 第39節 愛媛 vs 徳島（19:00KICK OFF/ニンスタ）
スカパー！生中継 Ch183 18:50〜（解説：大西貴、実況：堀本直克、リポーター：重橋秀香/藤原美佳）
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☆J2 PRIDE of 10　〜J2ダービーDay〜
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「絶対1万人！！」
クラブとサポーターが手を取り合って、今季最後の四国ダービーを盛り上げようとしている。決戦の９月１３日に向けて、奮闘を続ける愛媛。９月１日には第１回の「オレンジミーティング」を開催、クラブとサポーターが意見をぶつけ合い、アイデアを出し合う新たな協力関係も築きつつ、大一番への準備を進めている。

その愛媛がJリーグのホームゲームで観客動員１万人を達成したのは、2006年のJ開幕戦だけ(2006年J２リーグ・横浜FC戦 10,922人)。ダービーのホームゲームでは、2008年の第２８節で記録した7,809人が最多。徳島が昨季、今季と続けてダービーで１万人超えを果たし、絶対的なホームの雰囲気を鳴門に作り出す一方で、愛媛は１万人の壁を越えられずにいる。ただ、JFL時代にまでさかのぼると、Jでも成し得ていない記録を打ち立てた一戦がある。

それが2004年に行われたダービー。愛媛と徳島（当時＝大塚製薬）が、ともにJを目指したJFLの前期第１４節（公式記録：JFL公式サイトだ。６月１９日、愛媛は首位を快走する徳島をホームに迎えたが、スタジアムに詰め掛けた観衆は11,051人。１万人を超える観客で埋まったスタジアムには、初めて四国にダービーの興奮が生まれた。そして試合でも、愛媛はMF赤井秀一の「幻のゴール」（ゴールが決まったかに思われたが、ハンドの判定でノーゴール）も飛び出す一進一退の攻防を演じた。結果的には０−０でドローに終わったものの、それまでは徳島に勝つことができなかった愛媛が四国ダービーでの勝利に最も近づいた試合となった。

結局、JFLでは０勝２分５敗と徳島に追いつくことができないまま、J加盟でも遅れを取った愛媛だったが、舞台をJに移した途端に力関係は一変。J初の四国ダービーとなった2006年第６節の対戦では、後半４０分に森脇良太（現＝広島）のゴールで愛媛が徳島から初勝利を奪うと、そのシーズンの対戦成績は何と愛媛の３勝１分。念願のJの舞台にようやくたどり着き、しかもそこでライバルを圧倒した2006年は、愛媛のサポーターにとっては至福のシーズンであったともいえるだろう。

ただ、そのまま時が過ぎるほど勝負の世界は甘くない。特に昨シーズンから、ライバル徳島のダービーにかける熱意、プライドは愛媛に対してもヒシヒシと伝わってくる。それに圧倒されたのが昨季の第３８節、アウェイでの対戦。鳴門大塚でのダービーでは初となる１万人超え(11,897人)の完全アウェイで愛媛は０−５の大敗を喫し、さらに今季の第２クールでは雨模様の天候ながらも昨季を超える13,473人のアウェイで、今度は０−６の屈辱を味わった。

ピッチ上で、ピッチの外で、ライバルに絶対的な差を見せ付けられた愛媛。今、愛媛が置かれている立場は2006年のシーズンに臨んだ時のようなチャレンジャーの気持ちでなければならない。そしてもう一度、ライバル徳島に追いつくために闘わなければならない。「E-Spirit 〜EHIME　ひとつになって闘う〜」という今季のチームスローガンをクラブ、選手、そしてサポーターが胸に刻み、打倒・徳島に猛進するしかない。「ダービーを知る選手の勝利への気持ちが、ダービーを知らない選手にも繋がった」と、2006年のダービー初勝利後に語ったのはGK羽田敬介(現＝清水 ユースGKコーチ)。今の愛媛に必要なのは、正にそのパワー。チアゴや内田健太ら新戦力も加わった愛媛は、ダービーを知る選手たちがその重要性を伝える必要があるし、クラブやサポーターはダービーを知らない愛媛県民にこの一戦の興奮を伝えたい。

超えなければならない１万人の壁、そして徳島の壁。愛媛の新たな挑戦が2009年の９月１３日、今回はきっと四国ダービーの歴史に新たな１ページを刻むはずだ。

以上

Reported by 近藤 義博
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9月12日（土）、13日（日）はJ2ダービーマッチが5試合開催されます！
J’s GOALではこの週末を「J2 PRIDE of 10　〜J2ダービーDay〜」と名付け、アツく盛り上げます！

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四国では、9月13日（日）に愛媛vs徳島＠富山が開催されますが、前回はどんな戦いが繰り広げられたのか・・・ハイライト映像で前回の東海北陸ダービーを振り返りましょう！
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