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【J2:第38節 徳島 vs 東京V】プレビュー:8位に並ぶ両者の激突。徳島は東京Vへのリベンジを果たし、奇跡に向けての一歩を踏み出せるか!?(09.09.05)

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9月6日(日)J2 第38節 徳島 vs 東京V(18:30KICK OFF/鳴門大塚
スカパー!生中継 Ch184 18:20〜(解説:田渕龍二、実況:高松良誠、リポーター:藤原美佳)
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7月11日、第27節。開幕から成長した姿を見せて快進撃を続け、その時点でトップ3も視界に捉える6位に付けていた徳島は自信を持って国立競技場のピッチに立った。選手たちもきっと日本サッカーの聖地で挙げる勝利へのイメージを強く抱いていたことだろう。しかし、その日チームを待っていたのは今でも今季最大と言えるほどのショッキングな結末。0-4( /jsgoal_archive/game/2009/20090200030220090711.html )というスコアもさることながら、完膚無きまでに叩きのめされた内容は目を覆いたくなるほどであった。徳島、東京Vに完敗…。
それだけに今節は徳島にとって言うまでもなくリベンジの懸かる一戦。しかも今度はホームサポーターの後押しを受けられる立場だけあってチームに言い訳は許されない。まさに勝利が至上命令の戦いとなる。

その徳島だが、前節の草津戦でようやく3連敗を止めた。さらにそのゲームでは4試合ぶりの得点も記録。チームは長らく続いたノーゴールの呪縛をひとまず解いたと言えるだろう。ただ攻撃面の状態はまだ安心できるようなものではない。決定機を逃す場面などがたびたび見られ、幾つかの課題を残したのも事実である。それを考えれば、徳島としては今節も攻撃の出来がチームの命運を決めるひとつのカギとなるのは間違いないであろう。
が、迫るこの一戦を冷静にシミュレートしたなら、徳島において最も重要なのは攻撃以上に守備の方ではないか。実際に前回対戦を振り返ると、まず流れを握られるキッカケとなった先制点はセットプレーにおけるマークのズレから。さらに突き放された2点目も仕掛けられたドリブルへの対応の遅れが響いた失点。そして何より「腰が引けてしまっていた(27節終了後の徳重隆明談)」プレスがその敗戦の元凶となっていたのは間違いないのだから。

それらを踏まえれば、やはり徳島は今節まずしっかりした守りから取り組むべきだろう。リーダー三木隆司を中心に密なコミュニケーションを図って全員が集中を維持しつつ、また青山隼ら中盤の選手たちもが連動性を持った組織的守りを行わなくてはならない。さらに局面での個々の激しさ、強さも不可欠となる。それを制し主導権を握った前節の流れをそのまま持ち込みたいところだ。その上で、これが一番欠かせないものだが、東京Vがどれだけ上手さを見せ付けてこようとも今節こそ徳島は自分たちの持ち味である前への積極性を出し続ける必要がある。なぜなら、それによっていい守備をより高い位置で発揮し、奪ったボールを素早い形でいいフィニッシュへと繋げるために。最重要となる守備もそれはゴールを奪って勝利するためのものなのだ。

さてそれに対し東京Vだが、こちらは前回対戦で大勝したイメージを蘇らせ、本来持つ得点力を復活させられるかがポイントとなるだろう─。東京Vは32節以降勝ち星がなく(1分5敗)、しかも35節から前節まで3連敗と今非常に苦しんでいるが、その原因となっているのは誰の目にも明らかな得点力の低下。具体的な数字をあげると、攻撃力を売り物にしているはずの緑の軍団がここ4試合では僅かに1点しか挙げられていない。特に前節では仙台に退場者が出て後半45分全てを数的優位で戦いながら完封負けを喫し、攻撃に問題があることを改めて露呈してしまった。
しかしながら、新戦力として加入した馬場憂太がその現状を打破する起爆剤となる可能性を感じさせる。「縦に急ぎすぎてしまった。もっと両サイドを広く使って横に揺さぶったり出来れば違っていたはず」と福田健介が前節終了後に語ったが、戦況判断に長けた馬場は組み立てに強弱を付けられる選手だけに、チームの攻めは彼の働きによって今節にも息を吹き返すかもしれない。

同じ勝点、同じ得失点差で8位の位置に並ぶ両者の激突。上位との距離はすでに相当開いてしまったが、だからと言ってどちらも負けるわけにはいかない。特に徳島は7月の悪夢を払拭するために勝利は譲れないところ。チームはキャプテン倉貫一毅と守備の中心・三田光を出場停止で欠くが、その分全員がより一丸となって自分たちのやるべきことを遂行するのみだ。
そして徳島の選手たちは決して諦めていない。「今節に勝利して勢いを取り戻し、これまで失った分の勝点を取り返していきたい。ここからが勝負です!」と話す青山からは奇跡を信じたいと思うほどの気迫が感じられた。

以上


2009.09.05 Reported by 松下英樹
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