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【ヤマザキナビスコカップ 横浜FM vs 川崎F】横浜FM側プレビュー:横浜FMはクロスとセットプレーの精度向上が『大逆転』へのカギ(09.09.05)

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9月6日(日)ヤマザキナビスコカップ 横浜FM vs 川崎F(18:00KICK OFF/日産ス
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☆川崎F側プレビューはこちら

準決勝の『後半』にあたる第2戦。横浜F・マリノスが欲しいのは、早い時間帯での先制点だ。それを奪えれば、川崎フロンターレも多少なりとも動揺を見せるはず。そして地元サポーターの後押しを受け、『大逆転』への可能性が出てくる。いかにして、先取点を奪いにいくかがテーマとなる。

第1戦の内容自体は、それほど悪くなかった。選手たちも「中村憲剛選手が(日本代表遠征で)いない分、パスの出所にそれほど気を使わずに済む」(小宮山尊信)、「相手は以前対戦した時の方が、攻撃に迫力があり、やりづらさがあった。今はそれがない」(小椋祥平)など、川崎Fに対し、脅威を感じていない。
ただ、逆に川崎Fの守備が想像以上に分厚かったのも確かだろう。寺田周平、谷口博之、養父雄仁が並ぶトリプルボランチは、中盤から飛びしてくる選手をしっかりとケアし、バランスを崩さない。最終ラインも「最後のところで体を張って守ってきた」(兵藤慎剛)。今回も川崎Fは第1戦同様、無理して攻めずに引いて守り、カウンターを狙ってくるはずだ。

その壁を破るには、まず攻めの常套手段、サイド攻撃の精度を高めたいところ。第1戦は序盤から右サイドを中心にクロスを送ることには成功したが、ゴールを予感させる質の良いボールは多くなかった。木村浩吉監督もハーフタイムに、「クロスを工夫しよう」と指示を出している。
また、それはシステムの影響もあったかもしれない。1トップのため、クロスを上げるにもゴール前の人数がどうしても少なくなる。また、渡邉千真もどちらかといえば、ヘッドで勝負するタイプではないからだ。
第1戦の後半途中からは、前線に人数を割き、193cmの長身・金根煥が出場したことでターゲットができた。そして「クナンを狙った」(田中裕介)クロスで何度かいい形を作っていた。今回はクロスを生かすために、坂田大輔と渡邉の2トップにして中の人数を増やすか、または先発で金根煥を使うのも悪くない。

セットプレーも見直したい。坂田は第1戦後に「CKなど、セットプレーが多かった。チャンスを生かさないと」と反省。事実、第1戦のCKの数は川崎Fの0本に対し、11本と圧倒したが、有効活用できなかった。
横浜FMはもともと、セットプレーを得意とするチーム。8月19日の大宮アルディージャ戦( /jsgoal_archive/result/2009/0819/20090100010920090819_detail.html )では、兵藤が蹴ったCKを渡邉が合わせ、得点を決めている。狩野健太という有能なプレースキッカーもいる。日本代表の中澤佑二こそ不在だが、栗原勇蔵や金根煥らのヘッドの強さを生かす術などを追求すべきだろう。

今回、2得点以上を奪いにいく横浜FMであるが、一番犯してはいけないのはアウェイゴールを許すこと。もし1点を奪われれば、決勝に進むために4得点が必要となる。そのため栗原は、「ジュニーニョ選手と鄭大世選手には常に注意を払いたい」と言う。
前がかりになって攻めつつ、後方も気にする。そのさじ加減は難しい。ゴールを目指し気持ちは高まるだろうが、熱くなり過ぎてもいけない。栗原の「焦らずにやる」、小宮山の「冷静に戦う」という言葉にもあるように、第2戦で横浜FMは熱さとクールさを兼ね備え、『大逆転』を狙う!

以上

2009.09.05 Reported by 小林智明(インサイド)
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