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【J2:第38節 札幌 vs 愛媛】プレビュー:愛媛の新戦力が札幌をどれだけ苦しめるのか。各所で見られるマッチアップからは目が離せない!(09.09.05)

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9月6日(日)J2 第38節 札幌 vs 愛媛(14:00KICK OFF/札幌厚別
スカパー!生中継 Ch183 13:50〜(解説:大森健作、実況:宮永真幸、リポーター:藤井孝太郎)
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いよいよ本格的な秋の訪れが感じられるようになってきた9月。今週末に行われるJ2第38節では勝点55で7位につける札幌と同39で14位の愛媛が、札幌厚別公園競技場で対戦する。

ホームの札幌はここ4試合負けがなく、その部分だけを見れば調子が良さそうに感じる。だが、J1昇格圏内へと浮上するためには「もうひとつも落とせない」と選手たちが意気込みながらも、前節はもったいないドローゲームを演じてしまった。先制点を奪い、良い流れで試合を進めていながらも最終ラインのところでイージーミスが出てしまい、同点とされてしまった。細かなパスの乱れはあったものの、目立ったミスもなく試合を進めていたことを考えれば「本当にもったいない引き分け」と石川直樹が試合後に漏らしたこともうなずける。リードをしながら時計の針を進め、勝利をほぼ確実なものとしながらも終盤に僅かなミスが出て勝ち切れない。今シーズンの札幌にはそういった悪癖があったが、このリーグ終盤の場面で再びその癖が露呈した形となり、非常に痛い引き分けとなってしまった。

だが、勝点をしぶとく積んでいる部分はポジティブに捉えたい。そしてここ最近では強靭なフィジカルを持つダニルソンをアンカーの位置に据える4−1−4−1のシステムが守備面で機能。自陣のバイタルエリアにフタをすることができているし、守備範囲の広いダニルソンが多くの局面に顔を出せることで札幌の生命線である組織としての守備にも厚みが出てきた印象だ。「シーズン序盤はミスが目立っていたが、最近はかなり良くなってきている」と石崎信弘監督も賞賛。日本と母国コロンビアとのプレースタイルの違いに戸惑いを見せていた時期もあったダニルソンだが、いよいよ本領発揮してチームに勢いを生み出しそうである。

対する愛媛だが、ここ最近の成績を見ると3連勝して前節は4位の甲府とドロー。リーグ2巡目は黒星が先行して苦しんだが、ここにきて調子はかなり良くなってきた。そうしたなかで、チームにさらなる勢いを与えてくれそうなのが加入して間もないセンターバック・チアゴか。この選手はマメなラインコントロールをして守備をオーガナイズするタイプではないが、自陣ゴール前で粘り強く体を張ってボールを跳ね返す。182センチという長身も魅力だ。そして前節はこのチアゴがアライールとセンターバックを組み、フィジカルの強いこのコンビを中心とした守備でゲームのペースを掴み、上位の甲府とドローゲームを演じている。
攻撃面で注目したいのは、こちらもまた新戦力の内田健太だ。広島からの期限付き移籍で加入した内田はアウトサイドで攻撃の起点となれる選手。甲府戦では左サイドから積極的なドリブル突破、ラストパス、さらにはシュートとその存在感を示している。この選手と、得点ランク上位につけるエースの内村圭宏との呼吸が合えば、多くの決定機が生まれるかもしれない。

試合の焦点となるのは、やはり愛媛の新戦力が札幌をどこまで苦しめるのかという部分だろう。札幌は現在7位とはいえ、前出のダニルソンを含めて能力を持った選手は何人もいる。札幌のエースストライカー、キリノとチアゴのマッチアップには迫力がありそうだし、ダニルソンの守備能力をかいくぐって、いかに愛媛が内村に良いラストパスを供給できるのかという部分も見応えがある。90分間を通じて目の離せない一戦になりそうだ。

以上

2009.09.04 Reported by 斉藤宏則
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