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【J1:第24節 磐田 vs G大阪】プレビュー:第2節で大敗したG大阪にホームでリベンジしたい磐田。ダービーでの課題を修正し、攻守に自分たちの力を発揮できるか(09.08.28)

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8月29日(土)J1 第24節 磐田 vs G大阪(19:00KICK OFF/エコパ
スカパー!生中継 Ch181 18:50〜(解説:桑原隆、実況:岡村久則、プレーヤー解説:名波浩、リポーター:荒木麻里子)
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 今季最高のサッカーで川崎Fに快勝した3日後、静岡ダービーでは大敗を喫した磐田。良い方向でも悪い方向でも試合ごとに波があり、その振れ幅がかなり大きいことが、現在の大きな課題となっている。ただ、それをポジティブに考えれば、今度のG大阪戦では内容が大きく改善される可能性もあるし、その力は十分にある。高いレベルで安定したパフォーマンスを出せるようになるためにも、この一戦は非常に重要な戦いとなる。

 まず、前節・清水戦の内容を踏まえて、絶対に改善されなければいけないのは、「たくさん出た課題の中で、とくにマーキングのところをもう一度をしっかり確認しないといけない」(柳下正明監督)という部分。危険な位置でのマーキングが甘くなり、好調な清水攻撃陣に思う存分力を発揮させてしまった結果が、5失点という結果につながった。
 また、それに絡めて柳下監督が挙げたキーワードが、「予測」という言葉。たとえば、ヨンセンにロングボールが入れば、頭で裏にフリックして岡崎慎司が飛び出すというパターンは十分にわかっていたはずなのに、岡崎の動き出しに遅れをとり、飛び出されてしまう場面が何度かあった。それは、スピードが足りないからではなく、あらかじめ予測して準備できていなかったからに他ならない。
 G大阪に対しても、たとえば遠藤保仁のパスコースをある程度予想していなければ、反応が遅れてピンチにつながってしまうことも多くなるだろう。そうした予測と反応という部分は、今度の試合で大いに注目したいところだ。

 ただ、そうした面も含めて、ベテランの金沢浄が加入したことは非常に心強い。02年まで4年間、黄金時代の磐田に在籍し、柳下監督(当時はコーチ)の指導も数多く受けてきた。左サイドバックとボランチという現在層が薄いポジションを両方こなせるという意味でも、メンタル面の安定という意味でも、経験という意味でも、チームにもたらすものは大きいだろう。古くからの磐田サポーターには、彼の人間性の素晴らしさもよく知られている。
 本人も、「この歳でオファーをもらえたのはうれしいこと。自分にとってもチャレンジだと思っている」と古巣で持てる力を最大限に発揮することを誓う。この試合でさっそくスタメン起用される可能性もあり、ここは楽しみな部分だ。

 また、攻撃面に関しては、前節は中盤をうまく作れなかったために、前田遼一とイ・グノの2トップを生かすことができなかったが、けっして彼らの調子が悪いわけではない。前田はこの8月で4ゴールを決めて、得点ランキングのトップタイに立っているし、8月に入ってからゴールのないグノも、川崎F戦では切れの良い動きを取り戻してチームに大きく貢献した。周囲が彼らを生かすボールを数多く供給することさえできれば、しっかりと仕事をしてくれるはずだ。
 今節はセンターバックの大井健太郎が出場微妙で、ボランチの岡田隆も左足内転筋を痛めて前節に続き欠場濃厚であるため、布陣の変更もありそうな状況。成岡翔がボランチとして起用される可能性も出てきているが、その中でいかに狙い通りにボールを動かし、意図する攻撃を作っていけるかが、攻撃面では大きなポイントになるだろう。

 一方、G大阪は前節で名古屋に敗れたものの、その前までは公式戦6試合負けなし(5勝1分)と、7月の不調(公式戦4連敗)から回復。稼ぎ頭のレアンドロはカタールへの移籍が決まったが、代わりに新潟のペドロ ジュニオールを電撃獲得し、戦力的にも充実した顔ぶれを保っている。ペドロ ジュニオールは、今節の時点ではまだチームに合流しない見込みだが、チョ・ジェジンとルーカスで2トップを組んだとしても非常に強力であることは間違いない。そこに決定的なパスを供給する遠藤と二川孝広も揃い、攻撃力は相変わらずJ1有数と言える。
 したがって、前回の対戦(3/14 第2節)で4失点を喫した磐田が、守備の課題を修正して失点を最小限にとどめられるかどうかが、勝負を分ける最大のポイントになるだろう。とくに磐田としては、先制点を取らなければ苦しくなるゲームなので、そこまでの我慢強さと勝負所での決定力が重要になってくる。
 つかみかけていた良い流れを手放さないためにも、ホームでの勝利が欠かせない磐田。もちろん、第2節の頃に比べればチーム状態もかなり良くなっている。それでもG大阪を倒すには、川崎F戦と同様、挑戦者のつもりで自分たちの力を100%発揮するしかないだろう。

以上
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