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【Jウイイレ2009CC ドリームマッチ J1選抜 vs J2選抜】J1選抜側プレビュー:リーグをまたぎ2年連続出場を果たした石原直樹の今季の活躍はあるのか? J1選抜は土壇場まで追い詰められた昨季の雪辱を果たしたい(09.08.27)

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8月27日(木)Jウイイレ2009CC ドリームマッチ J1選抜 vs J2選抜(20:00KICK OFF)
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 昨季の選抜ゲームは衝撃的な結末だった。J2選抜が大金星を手にするか、と思われた後半ロスタイム。敗色濃厚のJ1選抜を救ったのはJ2選抜による痛恨のオウンゴールだった。J1選抜は一時2点をリードされながらも、かろうじてJ1の面目を保つ、という試合だった。

 あの対戦からはや1年。今年は『Jウイイレ2009CC ドリームマッチ』の第四弾として、『J1選抜 vs J2選抜』が開催される事となった。昨季のあの熱戦に勝るとも劣らない好ゲームが期待される中、両チームのメンバーが発表になった。
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 J1選抜の顔ぶれの中でまず注目したいのが、2年連続での選出となった石原直樹(大宮)であろう。石原は湘南でプレーしていた昨季はJ2選抜として先発出場。見事に2ゴールを叩き込みJ1選抜を窮地に追い込んでいる。今季から移籍した大宮では、23節終了時点で5得点を積み上げており、マトと共にチーム内得点王となっている。この試合でもその活躍に期待がかかる。
 石原が選出されたFW陣で特徴的なのが、日本人ストライカーの台頭である。昨季は選出されたFWの4選手がすべて外国人選手だったが、今季は名古屋のケネディを除く4選手が日本人選手。まさに混沌とする今季のJ1得点王争いを投影した選定となっている。

 中盤に目を転じると、計算できるベテランとしての中村憲剛(川崎F)に加え、先日行われたJOMOカップでのすばらしい活躍が評価された明神智和(G大阪)や、得点王争いに加わる石川直宏(F東京)の名前も見える。また柏期待の新星、大津祐樹がどのようなプレーを見せてくれるのかにも注目したい。
 最終ラインでは、代表入りが期待される岩政大樹(鹿島)や、若手の注目株の筆頭である槙野智章(広島)と共に宮本恒靖(神戸)の選出が目を引く。またJOMOカップでMVPを獲得した李正秀(京都)の働き振りも気になるところ。キャプテンに任命された宮本が、チームをどのようにコントロールするのか楽しみである。
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 明日の試合に備え、両リーグ選抜チームは国立競技場での試合前日の公式練習に臨んでいる。J1選抜を率いる鹿島のオリヴェイラ監督は、鹿島やJOMOカップでの熱血指導そのままに1時間を越える長いミーティングを敢行。勝ちたいという強い気持ちを前面に押し出して、練習に入る。

 チームとして合わせる時間が短い事もあり、オリヴェイラ監督は簡単なストレッチに続きすぐに実践的な練習に取りかかる。まず行われたのが、攻守の選手を分けたフォーメーション練習である。鹿島やJOMOカップでの実績から考えれば、オリヴェイラ監督はオーソドックスな4-4-2を採用するのが確実。実際に守備練習では4枚の選手を並べた最終ラインに2枚のボランチを組み合わせた布陣で反復練習が行われていた。

 その反対側で行われた攻撃練習では、サイドから崩した場面を想定し、中央にクロスボールを入れるというパターンが練習されていた。2トップに対し、中盤からもう一枚がフォローするという形式で行われた攻撃練習は、シュートをミスした選手に対するオリヴェイラ監督の激が飛ぶ気合のこもった内容となっていた。

 守備練習で宮本がCBとボランチの両方を試していたのはまだわかるのだが、槙野と共に田中マルクス闘莉王(浦和)が攻撃チームへと途中移籍したのが気になるところ。槙野に関しては元来、攻撃的なDFとして知られており、またゴールを決めた23節の浦和戦後に「元FWなので」と発言。攻撃的なポジションでの起用も考えられる。また、闘莉王に関しては浦和で途中交代ながら前目で起用され結果を出しているという事実がある。また代表合宿では、香川真司(C大阪)にヘディングシュートのお手本を見せるべく岡田武史監督に呼ばれたり、FW陣に混じり居残りのシュート練習を行う場面が見られるなど、シュートが好きでたまらない選手である。そうした彼らの特長をオリヴェイラ監督はどう評価しているのだろうか。

 攻守を完全に分けて行われていた練習は最後にハーフコートでの攻守の選手が相対する形での練習へと移行する。大津の突破に対し駒野友一(磐田)が体を張ってカバー。クロスボールに対する競り合いでは、ケネディと李正秀とが激しくぶつかり合うなど、実戦さながらの練習となった。
 ミーティングが長かったこともあり、実際の練習は1時間強ほどで終了。クールダウンを行う前に、オリヴェイラ監督がピッチ中央に集めた選手たちに簡単に声をかけ、全体練習は終了した。
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 前述したとおりJ1選抜の布陣は4-4-2で間違いないだろう。あとはどの選手を組み合わせるのかという事になるが、確定的なのはGK清水健太(山形)くらいなもの。セオリー通りに行けば左右両サイドバックでの出場となるであろうジウトン(新潟)、駒野についても場合によっては一つポジションを上げてくるかもしれない。

 CBについても混沌としている。今回CBは6選手(岩政、闘莉王、李正秀、宮本、槙野、深谷友基/大分)が選出されており、組み合わせや起用されるポジションを予想するのは困難を極める。ただ、基本線として代表の大黒柱ともいえる闘莉王に対し、誰を組み合わせるのかという作り方をするのではないだろうか。オリヴェイラ監督とはポルトガル語で意思の疎通ができる事もあり、最終ラインの組み立てについても高いレベルでのコミュニケーションができるのはプラスになるはずだ。

 中盤に関しては、明神を機軸に作るべきだろう。JOMOカップでの奮闘振りに脱帽された方も多いのではないかと思うが、彼の守備により中盤が安定するのは確実。そのJOMOカップで中村がのびのびとプレーできた一因として、明神の影の活躍があった事は紛れもない事実である。

 FWに関しては冒頭にも記したとおり、石原に期待したい。リーグをまたぎ、2年連続でゴールを決める事ができるのか。そしてその石原の先発はあるのだろうか。ここに岡崎、ケネディの日本とオーストラリア、それぞれの代表チームで活躍する両ストライカーのタイプの違うヘディングシュートを見てみたいところである。ケネディはその長身を生かしたオーソドックスなヘディング。そして岡崎は、彼の代名詞ともなった体を投げ出してのダイビングヘッドが見られるのか、注目したいところである。

●J1予想スターティングメンバー

    石原直樹(大宮)   岡崎慎司(清水)

 大津祐樹(柏)           石川直宏(F東京)

    明神智和(G大阪)  中村憲剛(川崎F)

 ジウトン(新潟)          駒野友一(磐田)

     闘莉王(浦和)  宮本恒靖(神戸)

         清水健太(山形)

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 一方のJ2選抜は、日本国籍保有者、もしくは日本国内で育った選手で固められているという点が特徴的である。ただ、振り返ってみると昨季も15チームから1選手ずつを選出した時点では、すべて日本国籍保有者か日本育ちの選手のみ。外国人選手は特別枠で、ストヤノフ(広島)とレオナルド(山形)とが選ばれたのみという状況だった。例年外国人がランキングの上位を占めてきた得点王争いが昨季から日本人選手による戦いに変化しており、そうした傾向が選出選手にも表れた形だ。

 選出選手を見てみると若手とベテランが程よくバランスされているのがよくわかる。最年長は、藤田俊哉(熊本)の37歳で最年少は89年生まれの19歳の村松大輔(湘南)。のびのびとした若手の働きをベテラン選手がフォローし、ここに結果を出している大黒将志(東京V)や、都倉賢(草津)、梁勇基(仙台)といった中堅選手がどう絡むのか注目したいところである。

 取材時間の関係上、J2選抜の練習を見る事はできなかったが、ミックスゾーンには和やかな話し声や笑い声も混じるなどかなりリラックスした雰囲気が伝わってきた。さて、最終調整を経たJ2選抜はどのような布陣を採用するのだろうか。

 J2選抜を率いるクルピ監督は同じブラジル人監督のオリヴェイラ監督とは違いC大阪では3バックシステムを採用している。そういう点ではクラブで慣れ親しんだ3バックシステムを採用するのがセオリーであろう。最終ラインは、米山篤志(栃木)をセンターバックに据え、左右のストッパーに村松と橋本卓(岐阜)を並べるものと予想。橋本は所属する岐阜ではボランチでプレーしているが、その守備能力の高さは最終ラインでも活用できるはずである。

 左右のWBは、左が梁勇基。右に青木孝太(岡山)の起用が有力か。またバランスを考えたオプションとして、所属クラブでSBを努める船津徹也(富山)や杉山新(甲府)といった選手の起用も考えられそうである。

 ダブルボランチには、八角剛史(横浜FC)と藤田を組ませ、トップ下には日本代表の香川真司を起用。2トップにはポストタイプで、35節終了時点で15ゴールを上げている都倉と、20ゴールで得点ランク首位の大黒を組ませてみたい。さらに状況に応じ、14ゴールの内村圭宏(愛媛)や、10ゴールのハーフナー マイク(鳥栖)といった選手を起用する場面も考えられそうである。

 ということで、J2の予想スタメンはこちらである。

●J2予想スターティングメンバー

    大黒将志(東京V)  都倉賢(草津)

         香川真司(C大阪)
 梁勇基(仙台)           青木孝太(岡山)

    八角剛史(横浜FC)  藤田俊哉(熊本)

  松大輔(湘南) 米山篤志(栃木) 橋本卓(岐阜)

         本間幸司(水戸)

 昨季、J1選抜を土壇場まで追い詰めたJ2選抜の大金星は2年越しで実現するのか。それともJ1選抜がプライドを見せるのか。先発メンバーと共に見所満載の戦いはいよいよ明日、8月27日20時に決着のときを迎える。

以上

2009.08.26 Reported by 江藤高志
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