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【J1:第23節 大分 vs 神戸】レポート:明暗クッキリ。手堅い守備を構築した神戸と攻撃力を重視する大分。再建の即効性は神戸に。(09.08.25)

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8月24日(月) 2009 J1リーグ戦 第23節
大分 0 - 2 神戸 (20:05/九石ド/14,163人)
得点者:33' 大久保嘉人(神戸)、51' 吉田孝行(神戸)
スカパー!再放送 Ch183 8/25(火)17:30〜(解説:岡中勇人、実況:小笠原正典、リポーター:成尾佳代)
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「最悪だ。いいプレーをし、チャンスもつくったがフィニッシュの部分が…。神戸には1つのチャンスを決められるクオリティの高い選手がいたが、我々にはいなかった」
 敗軍の将・ポポヴィッチ監督は嘆くしかなかった。自分たちで主導権を握る攻撃サッカーを標榜するチームは3試合連続無得点。残留争いのライバルに敗れ、残留圏内の15位大宮との勝点差は17に広がった。残り11試合。数字上では残留の可能性はあるが、現実的にはかなり厳しい状況に追い込まれた。

 この日も大分はアクションサッカーで主導権を握ったが、これまでの悪い流れを断ち切ることができなかった。パスはつながり、ポゼッションでは相手を上回る。決定機もつくった。ただ「ゴールの匂いは感じなかった」。これは試合後の家長昭博のコメントだが、的確に現在のチームを現わしていた。ペナルティエリアまでボールを運ぶも、パスをつなげようとするスタイルにこだわり、最後の部分でのアイデア、強引さに欠けた。「シュートを打ったり、しかける姿勢を見せないと脅威を与えることはできない。すべてが中途半端になっていた」(家長)
 一方、神戸はシンプル明快。守備のバランスを保ち、隙あらば速攻でチャンスを伺った。「全員の高い守備意識」で攻撃を急ぐ大分のパスを誘発し、ボールを奪ってから速攻につなげた。大久保嘉人、吉田孝行の2トップは、常にDFラインの裏を狙い、タイミングよく後方からロングボールが放り込まれた。


 先制点は神戸の理想の形であった。前半33分、大分の高松大樹が決定機を逃すと、自陣から一気にカウンターを仕掛ける。“ピンチのあとにはチャンスあり”。高松のシュートをブロックした金南一からボッティとつなぎ、右サイドを駆け上がった吉田を経由し、最後は大久保が大分DF陣の2人の背後から飛び出し、頭で合わせた。ファーストシュートが先制ゴールとエースの決定力の高さ、勝負強さを示した。
 1点のビハインドを負った大分は猛攻をみせるも、無常にも神戸に追加点を奪われる。後半6分に石櫃洋祐のパスカットからボッティ、石櫃とつなぎ、クロスを吉田が押し込み2点差。「ウチは2点目をとって優位になった。きっちり守ってカウンターで3点を狙うことが徹底できた」と宮本恒靖が言うように、監督が代わり2試合連続無失点の神戸にとって2点差はセーフティーリードとなった。ポポヴィッチ監督は状況を打開しようと次々にカードを切る。58分に前田俊介、73分に井上裕大、82分に鈴木慎吾と攻撃的な選手を投入した。ただ、この積極的采配は実ることはなかった。


 4試合連続無失点、安定した守備で2連勝し、13位に浮上した神戸。攻撃サッカーを掲げながらも3試合連続無得点、勝星が増えない大分。異なるアプローチでJ1残留を目標とする両チームの明暗は分かれた。

以上

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2009.08.25 Reported by 柚野真也
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