8月23日(日) 2009 J1リーグ戦 第23節
G大阪 2 - 3 名古屋 (18:03/金沢/18,134人)
得点者:14' 遠藤保仁(G大阪)、41' ルーカス(G大阪)、72' 巻佑樹(名古屋)、81' 玉田圭司(名古屋)、89' マギヌン(名古屋)
スカパー!再放送 Ch185 8/25(火)05:00〜(解説:山野孝義、実況:寺西裕一、リポーター:竹島麻里子)
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圧倒的に試合を進めた前半の戦いを見る限り、G大阪の勝利を確信したファンは多かったはずだ。実際、試合後のG大阪・西野朗監督でさえも「まさか最終的にこういう結果になるとはハーフタイムの時点では少なくとも思っていなかった」と振り返っていたのだから。
後半戦に入ってからというもの、4勝1分で負けなしの戦いを続けてきたG大阪らしく、この日も集中力の感じられるいい立ち上がり。14分に左からのMF二川孝広のパスを受けたMF遠藤保仁が、左足でのファインシュートを決め、幸先よく先制すると、テンポの上がらない名古屋を尻目にその後もリズムを掴み、優位に試合を進めていく。前半終了間際の41分には、カウンターから仕掛けてFWレアンドロが中央をドリブル突破。相手DFを惹き付けたところで、右から詰めたFWルーカスへパスを出し、それをルーカスが落ち着いて決めて加点。2-0というスコア、内容ともに願ってもない展開で前半の戦いを終える。
対する名古屋はFWケネディが右太ももを痛めて欠場する中、移籍後、ボランチで起用して来たMFブルザノビッチを前線で起用するも、序盤はG大阪の攻撃力に圧倒されたという印象。18分には左サイドを攻略する中でそのMFブルザノビッチがシュートを放つなど、時折、効果的な仕掛けは見せたものの、基本的には運動量も少なく、受け身に回った消極的な前半だったと言える。
だが、2−0というスコアもあってのことだろう。名古屋・ストイコビッチ監督の「もっとアグレッシブに。リスクを冒してでも点を取ろう」というゲキに送り出された後半は、その言葉通りに攻撃的な立ち上がりを見せる。MF吉村圭司に代えてFW巻佑樹を投入し、前線に厚みを持たせたこと。またG大阪の運動量が落ち、全体が引き気味になったことにも助けられ、前半とは内容が一転。名古屋はうまく選手交代を行いながら、攻撃のリズムを見出していく。そんな中72分にはMFマギヌン、FW玉田圭司と繋いだボールを、巻がゴールにおさめると、81分には、PKのチャンスを玉田が落ち着いてものにし、2-2。土壇場で同点に追いつく。
となれば、G大阪も何とかゴールを奪おうと、力を振り絞るかのように攻撃を仕掛けるが、全体が間延びしていて連動性を欠いていることもあり、巧くボールが繋がらない。前線で途中出場となったFWチョ・ジェジンも今ひとつ試合の流れに乗り切れない様子で、殆どボールを触れない展開が続く。
そして――。
G大阪にとっての悪夢、名古屋にとっての歓喜はロスタイムに訪れる。89分、マギヌンが右タッチライン際、30メートルほどの距離から放ったフリーキックは、G大阪のGK松代直樹の頭上を越えてワンバウンドでゴールへ。名古屋サポーターの目の前で逆転に成功する。結果、G大阪は2点のリードを奪いながら、まさかの逆転負け。対する名古屋は内容の悪い前半を思えばこそ、見事な逆転劇を示し、勝点3を手に。まさに、「サッカーというのは人生と同じで何が起きるか分からない(ストイコビッチ監督)」。
以上
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2009.08.24 Reported by 高村美砂
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