本日(8月6日)、ヴィッセル神戸練習場で行われた練習後の三浦俊也監督のコメントについて、下記の通りご紹介させてきます。

Q:監督就任初日。チームの雰囲気は？
「みんな非常に緊張感を持って、いいトレーニングが出来たと思います。シーズンの中で2回監督が交代するというのは、選手にとっても辛い状況だと思うが、勝って順位をあげて、選手たちに順位と自信の両方を与えてあげたいと思う。これからサッカーを楽しめるよう取り組めるチーム作りをしていきたいと思います」

Q:選手の顔と名前はほぼ分かりますか？
「対戦相手として知っているチームなので。ほぼ選手の顔も名前も大丈夫です」

Q:和田コーチとの役割分担は？
「もちろん戦術的なことは私が見ますが、その他、選手の特徴やこのチームのことは、私よりも和田（昌裕）も含めて今のスタッフの方がよく分かっていると思うので、そういった彼の力を借りてやっていければと思います」

Q:監督としては半年のブランクがあっての就任ですが。
「そうですね。昨日まで別の仕事があったので、そういう疲れは正直ありますが、ゆっくり寝たから大丈夫です。とにかく、第一は残留争いから脱出することなので。そこが1つの通過点として考えた上で、また上を見ていきたいと思います。降格圏を脱出し去年の順位を上回ることがポイントになると思う」

Q:現状のチームをどう把握していますか？
「和田が監督をしていた頃からそんなにチームの流れは悪いとは思っていないので。その流れを巧く活かして勝点を獲っていきたいと思います」

Q:今日の午前はいきなりの戦術練習。メンバーは前節と変わりませんでしたが。
「そうですか。今日に関しては一応、スタッフと話し合って決めました。ただ対戦相手としては知っていても、自分のチームの選手として見るのは初めてなので、僕自身は新鮮な気持ちで見ていますし、他の選手にもアピールして欲しいと思っている。誰にでもチャンスはあるので」

Q:モチベーション的にも難しい時期の就任だったと思いますが。
「そうですね。ただ、まだ初日なので。これから選手たちの様子を見ながら、選手たちが何を望んでいるのか、厳しさなのか、和なのか。チームによってそれは違うと思うので、それをこれからのトレーニングの中で感じながらやっていきたい」

Q:シーズン途中での監督就任はご自身にとっても初めてのこと。チームづくりへのアプローチは変わるか？
「のんびりしていられないですね。幸い、今週はゲームもないですし、2週間あきますから、そのことをプラスに捉えてやっていきたいと思います」

Q:いろんなチームで指揮を執られましたが、他と比べてこの神戸のアドバンテージがあるとしたら何だと思いますか？
「環境を見てもJ1リーグの中でも恵まれていますから。そういう部分は、総合的に見ても多いように感じています。だということを踏まえて総合的に考えても、もう少し上を目指せるチームだと思う」

Q:どんなチームにしたいか？これまで堅守のチームを作られてきた。ここでも？
「今日はまだ1日…2時間しかチームを見ていないのでね。これから選手を把握した中で考えながらやっていく」

Q:宮本選手はキャプテンのままですか？
「はい。あれだけの選手なので。変える必要は感じていません」

Q:クラブから言われたことは？
「失点はもちろん、減らしたいということは言われました。ただ、得点をすごく取っている訳でもないと思うので、その両方が改善点だと思う。自分と同じ人間は二人いない訳ですから。ベースはあるとはいえ、その中でも自分の色を出してチームを作りたい」

Q:本当に慌ただしい中での今日だったのでは？
「そうですね。ただ、いろんな背景はあるとはいえ、朝からグラウンドに立つのは個人的には新鮮なこと。札幌から来たという意味では、寒さとの戦いから、暑さとの戦いになりそうです（笑）。ただ僕のことよりチームのことが大事なので」

Q:サポーターの皆さんへのメッセージを。
「応援には感謝しています。今日もグラウンドに足を運んでいただいきましたが、是非ゲームで勝ってお互いに喜びを分かち合いたいと思います」

以上