8月5日（水）J2 第32節 岐阜 vs 栃木（19:00KICK OFF/長良川）
スカパー！生中継 Ch184 18:50〜（解説：大野聖吾、実況：加藤義久、プレーヤー解説：小島宏美、リポーター：鈴江晴彦）
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※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
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前節、東京Vに0-3で敗れ、連勝こそ4で止まったが、ホームでは依然10戦連続負けなしの3連勝。勢いはまだ途切れたわけではない。得意とするホームで勝点3を掴めば、勢いは再び自分たちの下に戻ってくるはず。そのためにも今年からJに昇格してきた栃木に負けるわけにはいかない。

注目はDFラインだろう。ここ数試合で一気に安定感が増したセンターバック野垣内俊が出場停止のため、ここは怪我から復帰した菊池完のスタメン復帰が考えられる。菊池がいかにこれまでのパフォーマンスを維持し、DFラインを統率できるか。ここに注目したい。
前節0-3で敗れたこともあり、メンバーをいじってくるかもしれない。特に前線は朴俊慶と佐藤洸一だったが、もしかすると西川優大のスタメン復帰、押谷祐樹の初スタメンも考えられる。中盤もいまや大黒柱となっている橋本卓の怪我の状況が芳しくなく、出場するかどうかも分からない状況。もし、出場できないこととなれば、永芳卓磨の出場が予想される。ただ、今の岐阜にはこれまで積み上げてきた『選手層の厚さ』がある。こうした事態を想定して、第1クールに我慢を重ね、第2クールで力を発揮してきた。スタメンのチャンスを掴んだ選手が、しっかりと結果を残す。これこそがチームの武器であり、ここまでの積み重ねの成果であるだけに、この試合はある意味、岐阜の真価が問われる一戦となりそうだ。

対する栃木は第18節の富山戦以降、13試合も勝ち星から遠ざかっている。厳しい状況であることに変わりはないが、岐阜にとっては油断大敵だ。
栃木のキーマンとなるのが、MF河原和寿。彼はもともとFWで、ゴール前の鋭い飛び込みが武器だったが、今は場所を2列目に移して、よりチャンスメーカーとしての能力を発揮。抜群のポジショニングからのボールキープと、2列目からの飛び出しは攻撃のアクセントとなっている。それだけに岐阜としては、いかに彼の飛び出しをケア出来るかがキーとなる。対応策としてはボランチとDFラインの連係が重要になる。河原をはじめとした2列目がバイタルエリアに入った場合、サイドバックがケアするのか、ボランチの1枚がついていくのか、それともセンターバックに受け渡すのか。ここの連係が肝になってくる。
ボランチコンビが菅和範と永芳になった場合、菅が中央でバランスを取り、バイタルエリアのスペースを埋める役割をしなければならない。橋本が出場できれば、橋本がその役割をするのだが、そうでない場合は菅にその役がゆだねられる。これまでの試合で取れていたボランチのパワーバランスをいかに維持できるか。これがこの試合の注目ポイントとなる。

クラブの命運をかけた7・8月決戦の8月がいよいよ幕を明ける。戦いの場は岐阜が得意とする『我が家』・長良川競技場。クラブが総力を上げて行っている観客動員作戦も、いよいよ8月に突入した。これまで築いてきたいい流れを途切らせないためにも、いい形で勝利し、『長良川劇場ここにあり』を改めて印象付けなければならない。

以上


2009.08.04 Reported by 安藤隆人