8月1日(土) 2009 J1リーグ戦 第20節
新潟 0 - 0 大宮 (19:03/東北電ス/30,862人)
スカパー!再放送 Ch183 8/3(月)05:00〜(解説:古俣健次、実況:鈴木英門、リポーター:内田拓志)
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両チームにとって不完全燃焼のスコアレスドローだった。新潟は、前半からボールを支配。ただ、ゴール前の最後のパス、シュートの精度を欠いた。これで4試合連続の引き分けになった。大宮はアウェイで勝点1を挙げた。強固な守備のブロックで新潟の攻撃を食い止め続けた。もっとも、引いた分、攻撃の脅威は薄れた。
キャプテンマークをつけた2人の言葉が試合内容を示していた。「勝ち切れないのは力がないから。もったいない」。新潟の本間勲はホームで勝点3を逃したことを悔んだ。大宮の藤本主税は「アウェイで勝点1を挙げられたのはよかった」としながらも、「個人的には不甲斐ない試合」と切り捨てた。
もどかしい90分だった。新潟はこれで4試合連続の引き分け。過去の3試合はリードしながら追いつかれるパターンだった。この日は、攻めながらもゴールが遠かった。
シュートは13本。中盤でパスを回し、サイド、中央から仕掛ける。ただ、「あれだけ引かれるとなかなか崩せない」と松下年宏が言うように、相手の守備の隙間をつけず、ペナルティーエリア付近で脅威を与える攻撃ができなかった。慎重にボールを回すうちに大宮のディフェンス網にかかり、カウンターを仕掛けられる場面が増えた。
新潟・本間が「ああいうプレーを増やしたかった」というのが、後半42分、本間から右サイドの内田潤につなぎ、絶妙のクロスでゴール前でフリーになったマルシオ・リシャルデスのシュートを引き出したプレー。得点にはならなかったが、相手の隙をきっちりと突いた。このプレーのように、自分たちの形を要所でどれだけ多く作ることができるか。引いて守る相手の攻略。上位争いを続けるための課題が改めて明確になった。
大宮はアウェイで最低限の仕事はした。「自分たちのプラン通りの試合だった」。張外龍監督は勝点1にホッとした表情。新潟のボールポゼッションの前に、自陣に引く場面が多かった。攻め込まれても最終ラインでしたたかにはね返した。後半10分には、コーナーキックからの混戦で、ポストに助けられながらも2度のヘディングシュートをしのぎ切るなど、粘り強さを見せた。
ただ、ゴール前を固める分、攻撃に移ってから攻め込むまでの時間はかかった。藤本が「攻撃に移ったときのパワーが足りなかった」というように、新潟の守備を慌てさせる場面は多くはなかった。
チャンスを作る、ものにする。どちらも、勝点3を奪うために最も必要な課題をつきつけられた。
以上
2009.08.02 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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