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【J1:第19節 F東京 vs 広島】プレビュー:Jリーグを彩るパスサッカーの競演。観る者を魅了するのは?F東京or広島(09.07.24)

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7月25日(土)J1 第19節 F東京 vs 広島(18:00KICK OFF/味スタ
スカパー!生中継 Ch308 17:55〜(解説:福西崇史、実況:西岡明彦)
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※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
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 J1リーグ戦第19節はJリーグを彩るパスサッカーの競演となる。5位F東京が、6位広島をホームで迎え撃つ。F東京はリーグ戦再開から5連勝、公式戦では6月から全勝街道をひた走る。対する広島は3連敗から抜け出て連勝を狙う。試合は、明日25日18時、味の素スタジアムでキックオフする。

 どちらのサッカーが、観る者をより魅了するのか。この対戦は、この一点に尽きる。F東京も広島も、マイボールの時間を長くすることを徹底しているポゼッション志向のチームだ。自分たちのサッカーという型を持っている両チームの対戦は、ピッチに立つ選手、それを後押しするサポーターの意地と意地のぶつかり合いとなる。

 城福浩監督も広島にはシンパシーを感じている。「選手の配置が違うからボールの運び方が同じとはいえない。ただ、偶然ではなく、必然としてアタッキング・サードまでボールを運ぶという大きな志向は、我々と似ている部分があるかもしれない」。だが、指揮官はこう続けた。

「だからこそ、似ているからこそ、絶対に負けたくない」

 両チームは、最終ラインからしっかりとビルドアップして攻撃を組み立てる。攻撃の第一歩となるのはDFだ。広島はストヤノフ、F東京ではブルーノ・クアドロスと今野泰幸がそれを担う。

「局面の狭いところのボール回しだけでなく、ウイングバックがタッチラインを踏むほど、ワイドにポジションを取ってピッチ全面を使ってくる。そして、その起点にストヤノフがいて最終ラインから攻撃がスタートする」(城福監督)

 共通項は多い。とはいえ、F東京が目指すカタチと広島が築いたカタチは似て非なるものだ。選手の配置と、特長は大きく違う。それぞれが、自分たちのサッカーをより鮮明にする色を持っているからだ。ワイドを起点にしてパスを繋ぐ広島に対して、F東京は流動的にポジションを変えながら、FW平山相太が攻撃のスイッチを握る。アタッキング・サードで選手の特長を生かすという点は同じでも、フィニッシャーの特長は異なる。広島のワンタッチ・ゴーラーのFW佐藤寿人に対して、F東京の石川直宏や、カボレは独力でもゴールまで迫ることができる。パスを繋ぐというベースの上に、どれだけ自分たちの色を足せるのか。そこがゲームの勝敗を分けるはずだ。

 前回の対戦(リーグ第10節)では、F東京は広島に0−2で叩きのめされた。あの時点では、チーム力に大きな開きがあったのも事実だ。「やられた感覚はない。ただ、うちが良くなり始める前だった。どちらが支配してチャンスをものにするかでゲームは決まると思う」(梶山陽平)。あの敗戦から約2ヶ月。チームは確かな成長を遂げてきた。
「同じ相手には2回も負けられない。叩きにいかなきゃいけない。ここで借りを返さないと」(羽生直剛)
「ぶれないチーム作りはチームとしての大きな力になっている。あのときと僕らは違う」(石川)
互いに相手に合わすという選択肢は持ち合わせていない。攻撃こそ最大の防御が互いの美学だ。主導権をどちらが握るのか。パスを繋ぐのはどちらなのか。より美しいサッカーで相手を翻弄するのは…このゲームの興味は尽きない。

 指揮官は不敵だった。

「局面のボール回しならおそらく広島のほうが上手い…でも、まあ、見ていてください」(城福監督)

 このゲームが、面白くならないはずがない。

以上

2009.07.24 Reported by 馬場康平
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