7月25日（土）J1 第19節 千葉 vs 清水（19:00KICK OFF/フクアリ）
スカパー！生中継 Ch182 18:50〜（解説：田中孝司、実況：八塚浩、リポーター：飯田留美）
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※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
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　7月19日のリーグ戦第18節広島戦で、千葉は今季初、2008年4月12日のリーグ戦第6節大宮戦以来の4失点を喫して1-4（千葉の得点者はＭＦ工藤浩平）で敗れた。『堅守速攻』を目指す千葉には大量失点、そして前節終了時にＪ２降格圏の16位に戻ったダメージは少なくない。だが、ＤＦ福元洋平は7月21日の練習後に「失点に絡んでしまって、自分も不甲斐ない出来で本当に悔しい。でも、落ち込んでいる暇はない。悪かったところは反省して、強い気持ちで切り替えるしかない」と雪辱を果たすべく闘志を燃やしていた。　
　全体練習には、リーグ戦第16節大分戦で負傷して欠場中のＭＦ下村東美以外の全選手が参加。新戦力のＦＷネット・バイアーノは全体練習後に単独でシュート練習をするなど、コンディションと実戦感覚の向上に努めた。守備も攻撃も、オプションは前節よりも増えた状況だ。アレックス・ミラー監督が誰を選んで清水戦に挑むのか注目したい。

　7月18日のリーグ戦第18節鹿島戦での清水は、攻撃面を考慮してＤＦ太田宏介を左サイドバックに、ＤＦ児玉新をセンターバックに起用してＤＦ青山直晃を外したが、ＤＦ岩下敬輔のミスもあって連続失点。だが、ＦＷの岡崎慎司とヨンセンの2トップがそれぞれ1得点して、2-2の引き分けに持ち込んだ。同点後は試合の流れをつかんでいただけに逆転勝利とならなかったのは悔やまれるが、試合巧者の鹿島を相手に粘り強さを発揮した。
　Ｇ大阪に4-1で勝ったリーグ戦第17節では真ん中にＭＦ伊東輝悦、その前に左からＭＦ兵働昭弘、ＭＦマルコス・パウロと3ボランチ気味で、トップ下にＭＦ枝村匠馬という布陣。浦和に1-2で敗れた7月15日のヤマザキナビスコカップ準々決勝第1戦もその布陣だったが、リーグ戦第18節では伊東とＭＦ本田拓也のダブルボランチに変更した。この中盤の構成が攻守で奏功しただけに、今節の長谷川健太監督の采配も重要なポイントだ。

　今季、千葉は清水とすでに二度対戦したが、リーグ戦では2006年のリーグ戦第4節で2-1の勝利を収めて以来、J公式戦では2006年ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第7節で1-0の勝利を収めて以来、清水戦での勝利がない。今季、リーグ戦第10節ではＤＦ斎藤大輔とＭＦミシェウの得点で2-0とリードしながら、清水のヨンセンと枝村にゴールを許して2-2で引き分け。そして、ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第5節では清水のＦＷ原一樹、兵働に得点され、千葉は下村が一矢報いたものの1-2で敗れた。

「リーグ戦ではヨンセンが出てきてから2失点したので、ヨンセン、枝村のフリーランニングに注意したい。ゴール前はうちのセンターバックにガッチリ守ってほしい」と話したのは千葉のＭＦ坂本將貴。福元は「清水の2トップは強力だと思うけど、しっかり抑えれば、うちのチャンスになるし、抑えないことにはチャンスはない。ホームゲームであまり勝てていないので、ホームで千葉サポーターに勝ち試合を見せたい」と意気込んだ。前節の清水の2得点はクロスボールからだっただけに、千葉はサイドの攻防で勝つこと、そしてクロスボールをあげられたサイドとは逆のサイドのケアが必要不可欠だ。サイドを制して前節の大敗のショックを払拭する勝利を獲得し、J2降格圏から脱出したい。

以上

2009.07.24 Reported by 赤沼圭子