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【J2:第30節 栃木 vs 草津】草津側プレビュー:草津サポーターが敵地グリーンスタジアムへ上陸する!7月25日は、栃木県に勝利の凱歌「草津節」が響き渡る。(09.07.24)

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7月25日(土)J2 第30節 栃木 vs 草津(19:00KICK OFF/栃木グ
スカパー!生中継 Ch184 18:50〜(解説:田中真二、実況:篠田和之、リポーター:萬代裕子)
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※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
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★栃木側プレビューはこちら

 こんなはずではなかった、というのが率直な思いだ。今季、栃木SCがJ2へ入会したことにより水戸、草津、栃木の3クラブに拡大した「2009北関東ダービー」。3チームの対戦成績によって優勝が決まり、北関東王者にはトロフィーが授与される。昨季までの成績から考えれば、“初代”の栄冠に輝くのは当然、草津だと思っていた。だが、蓋を開けてみると、想像以上に厳しい現実が待ち受けていた。

 第1ラウンドとなった4月4日のホーム水戸戦では、闘志をむきだしにして戦ったFW都倉賢の同点ゴールにより草津が2−2の同点に追いついた。第2ラウンドの5月20日ホーム栃木戦では、稲葉久人の強烈な一撃を喰らって0−1で敗戦。聖地・敷島にサポーターの涙が流れた。そして6月21日のアウェイ水戸戦では、雨のピッチでパスワークが封印され、意地をみせることなく1−2のスコアで敗れた。現在は、北関東ダービー3戦1分2敗で3チーム中最下位となっている。

 ダービーが51試合のリーグ戦の1試合であることは間違いないし、特別な勝点が加算されるわけでもない。チームがダービーをどう位置付けるかは、各チームにゆだねられているので、とやかく言うつもりはない。ただ、水戸・木山隆之監督の「我々もサポーターのプライドというか、10年J2で戦ってきて絶対に勝たないといけないというメンツを保ちたかった」(5月24日、栃木戦後の監督会見)というコメントをみると、通常の一戦とは捉えていないことが伝わってくる。ダービーは、普段、サッカーを観ないファン層を取り込める可能性があるし、地域全体を盛り上げる大きなチャンスだ。しかし、地域を巻き込む上で、チームのファイトは欠かせない。

 幸いにも、草津のダービーは3試合も残されている。過去3戦は不覚にも勝利を挙げることはできなかったが、残り3戦で巻き返しを狙う。草津は第3クールでの水戸、栃木戦がホームゲームとなるため、今節の栃木戦が今年の北関東ダービー最後のアウェイ戦となる。草津・武尾誠社長は4月に行われた北関東ダービー合同会見で「アウェイへの動員力もクラブの力だと思っている」と話したが、今こそ草津サポーターが持つパワーを誇示するときだ。

 前回のアウェイ水戸戦では、雨の「ひたちなか」という厳しいコンデションだったにもかかわらず、アウェイゴール裏は500人を超える草津サポーターで埋め尽くされた。今節の栃木県グリーンスタジアムは、群馬県前橋市から約2時間、東毛地区と呼ばれる太田、桐生市などからは約1時間の距離で、サポーターが前節の敗戦のショックを引きずっていなければ過去最多のアウェイ動員となることが予想される。サポーターは、初上陸となるグリーンスタジアムに、ザスパ草津の象徴となるビッグフラッグを持ち込む予定で、アウェイジャックを試みる。

 前節岐阜に敗れた草津だが、敗戦以上のダメージとなったのがMF熊林親吾とDF藤井大輔がイエローカードを受けて、今節出場停止となったことだ。センターバックは喜多靖や川原達也の起用が予想されるため問題はないが、長短のパスを繰り出すゲームメーカー熊林は替えの効かない特別なパーツのため影響が懸念される。前回の対戦で栃木のブロックを崩せずに無得点に終わった草津は、パスワークと運動量を組み合わせて栃木の岩を崩したいところ。草津もプレッシャーの中で戦うが、4連敗中でここ11試合勝利から遠ざかってる栃木は、それ以上の重圧がかかるはずだ。草津は、前回対戦で垣間見えた慢心をすべて捨てて栃木へ挑む。

 草津はこの試合に勝たないと、北関東レースから事実上脱落してしまう。栃木相手に2連敗するわけにはいかないし、水戸の独走をこれ以上、許すわけにはいかない。また、リーグ戦としても重要なゲームだ。前節、岐阜に敗れ、ホーム12戦連続未勝利となったことに業を煮やしたサポーターは試合後に怒りを露にした。そんな試合のあとだけに北関東ダービー栃木戦は、クラブ、サポーターにとって特別な意味を持つ。すべては、勝って帰るため。すべては試合後に勝利の凱歌「草津節」を歌うため。アウェイ栃木戦は、草津の「絆」を再確認する場だ。

以上

2009.07.24 Reported by 伊藤寿学
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