7月25日（土）J1 第19節 浦和 vs 名古屋（19:00KICK OFF/埼玉）
スカパー！生中継 Ch180 18:50〜（解説：川勝良一、実況：倉敷保雄、リポーター：朝井夏海）
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※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
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　2位こそキープしたものの、前節の試合で最下位大分に16試合ぶりの勝利を献上してしまった浦和。首位鹿島が引き分けに終わっただけに、致命的な傷になることはなかったものの、勝点差は9に広がる結果となった。今節ホームに10位名古屋を迎える一戦で勝点をとりこぼすようだと、今後の戦いぶりに向けて大きな不安が膨らむだけに、なんとしても勝利が欲しいところだ。一方、ここのところ勝利から見放されている感のある名古屋にとっても、白星を奪取したい想いは同じ。前節復調の気配を見せただけに、この試合では自信を持った戦いを展開できるだろう。

　浦和では現在ケガ人が続いており、長期離脱を強いられている田中達也、梅崎司に加え、山田直輝、坪井慶介、さらには田中マルクス闘莉王も前節の試合で負傷してしまった。当初のレギュラーセンターバック2名を欠くことになってしまったDFラインは緊急事態に陥っており、今節は山田暢久が再びDFラインの真ん中に並ぶことになりそうだ。ここまで奮闘を続けている阿部勇樹とともに、名古屋攻撃陣に対してゴールに鍵をかけることはできるだろうか。

　そんな浦和DF陣に対し、名古屋では新加入の現役オーストラリア代表FWケネディに嫌が上でも注目が集まるところ。Ｊリーグデビュー戦となった前節の試合で早速ゴールを挙げてみせた194cmの長身ストライカーは、急造DFラインの連携に不安を抱える浦和が相手とあって、虎視眈々と2戦連発を狙っているはず。前線で相棒となる玉田圭司もキレのあるところを見せており、いわゆる凸凹コンビの2人が浦和の守備陣を翻弄できるようだと、勝利はぐっと近付くはずだ。

　また、この試合では両チームの指揮官の采配にも注目が集まるところ。メディアに対してチームに多くを求め過ぎないようにとけん制しながらも、着実に結果を残している浦和のフォルカーフィンケ監督が、ケネディという“救世主”を得て変貌を遂げた名古屋をどう封じるのか。はたまた、「新生グランパスが誕生した」と語る名古屋のストイコビッチ監督が、浦和相手にどのような戦い方を見せるのか。Ｊリーグが誇る2名の外国人監督の采配の振るい合いは、このゲームの見所のひとつになる。

　リーグ戦も前節から後半戦が開始。ともに後半戦初戦を白星で飾ることのできなかった両チームの激突となるが、この試合で歓喜の瞬間を迎えるのはどちらのチームか。これ以上鹿島に引き離されるわけにはいかない浦和と、ようやくつかんだ上昇気流に乗りたい名古屋。どちらが勝利をつかむにしても、熱戦が展開される雰囲気が漂っている。

以上