本文へ移動

今日の試合速報

国立競技場に10,000名様無料ご招待 9/14 19:00KO 国立競技場 FC東京vs名古屋
国立競技場に10,000名様無料ご招待 9/14 19:00KO 国立競技場 FC東京vs名古屋

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第29節 仙台 vs 湘南】仙台側プレビュー:首位を迎えた一戦は、様々な苦境下での決戦。短い時間の中で見つけられるか、「最良の形」を。(09.07.21)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
7月22日(水)J2 第29節 仙台 vs 湘南(19:00KICK OFF/ユアスタ
スカパー!生中継 Ch182 18:50〜(解説:鈴木武一、実況:松尾武、リポーター:村林いづみ)
勝敗予想ゲーム■締切りは水曜19時!
----------
☆湘南側プレビューはこちら

 思えば「J2 6'n Roll」の初戦も、C大阪のホームに乗り込んだ仙台のアウェイ戦。そして早くも残り2試合となった7月、ロックフェス(?)の最後2アクトを締めるのも、仙台の連戦である。それだけでも「仙台って、何か持ってるなぁ」と思ってしまうそんな筆者は、一旦頭から冷水でも浴びた方がよいのだろうか。

 くだらない話はさておき、前節鳥栖戦の敗戦によって、仙台は少々、尻に火がついた状況となった。梁勇基の美しいフリーキックは夏の夜空に流れ星のごとく輝いたが、2失点の取られ方云々以上に、試合内容は大いに考えさせられるものとなってしまった。
 立ち上がりこそ縦に速い攻めでリズムを作るが、2トップがチャンスを決めきれないうちにペースは鳥栖へ。鳥栖の決勝点は、中盤でのつなぎのミスをハーフウェイライン手前で奪われてのもの。さらに押し込まれた後は、両翼に広がりを持ったワイドな攻めを行うことができなかった。改善すべき点は多いのだが、それに対して長い時間を与えられることはなく、中2日という最短期間をもって、仙台は首位湘南をホームに迎える、これ以上ない大一番へと突入することになった。

 前述の通り、やれることは少ない。となると考えられるのは、メンバーの入れ替えだ。むしろ今節を前に、仙台への注目はその一点に集中するといっても過言ではない。過密日程の中、湘南戦に向けたトレーニングをまだ見られていない状況下でのプレビューなため、現時点での想定を交えながら考えていきたい。

 変更を余儀なくされる、あるいはその可能性があるポジションは多い。まず確定しているのが、田村直也が今季チーム初めての累積による出場停止となった左サイドバックだ。鳥栖戦メンバーがアウェイに旅立っている間に仙台で行われた練習試合では、攻撃に個性を発揮する朴柱成がケガから実戦復帰を果たしているのだが、この試合での朴はまだプレーに精彩を欠いていたと聞く。なので安全第一を考えれば、左右両方でSBを務められる一柳夢吾となるのだが、しかし勝点3を積極的に狙いに行くのであれば、奮起を促した上で朴を使う可能性も否定できない。ここは確実にメンバー変更があるだけに、仙台のゲームに臨む方針が如実に表れる部分となる。

 続いて同じくDFライン内、センターバックのエリゼウに関しても気になる。前節は試合の終盤に負傷交代。試合後のサポーターへの挨拶には顔を出したが、痛みのあまりピッチ脇の階段を下りられない状況だった。中2日という日程も含め、出場可能かどうかは21日(火)の練習を見てみないと分からないが、もし回避となれば、開幕戦から堅守を誇っていた渡辺広大との中央ユニットが、今季初めてスタメンから崩れることとなる。

 ボランチの部分も変更の可能性が。ベテラン永井篤志の起用法において、7月にさしかかる前、手倉森誠監督は「週一度に起用を限り、週末のゲームに照準を合わせる」という趣旨の発言をしていた。それを額面通りに踏まえれば、ダブルボランチの一角には手が加えられることとなるが、チームの好守における心臓部であるボランチをどうしてくるか。

 そして最後に、2トップの組み合わせだ。中原貴之、中島裕希の2トップは前節まで2試合連続スタメンコンビを組んだが、FWとしてゴールという結果は出せず。そんな状況下で、FWに関して今節は幅広い選択肢がある。疲労が癒えていないという理由でここ2試合出場を回避した平瀬智行を、満を持して投入するという策もあれば、あくまで痛めた内転筋の状況次第だが、7月に登録が完了したサーレスをいきなりのスタメンとして使う手も(湘南・反町康治監督は相手のスカウティングに自信を深めているようだが、その点でも少なくとも今季はプレーデータがないサーレスを使うのは面白いかもしれない)。リザーブも含めれば、田中康平、西山貴永も活きの良さを放っている。マルセロ・ソアレスはまだ厳しいかと思われるが、彼を除いても候補は揃っている。

 過去8試合で6度、相手に先制点を許し、仙台が先制できたのはわずか1度(残る1試合はC大阪とのスコアレスドロー)の仙台だが、その一度もゴールを決めたのは中盤の梁勇基。試合序盤からペースをつかむ試合は多い中で、FWがしっかりと結果を残していればもっと楽に進められた試合は多い。そのためにも重要なFWの人選は、決して湘南側に隠す意図があるわけでなく、正直なところ試合の直前まで読めないのだ。

 ともかく今、言えることがあるとしたら、首位を迎えたユアスタ決戦において、仙台は選手層、チーム力、さらにはユアスタに平日でも詰めかけるであろうサポーターの力も含め、総力戦で挑む必要があるということ、それだけなのかもしれない。

以上
J2 6'n Roll特設ページ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/08/04(日) 00:00 ハイライト:横浜FCvs千葉【明治安田J2 第25節】