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【J1:第18節 横浜FM vs 新潟】レポート:横浜FMは新潟を圧倒するも、白星に一歩届かず。主力不在の新潟は虎の子の1点を守る。(09.07.19)

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7月18日(土) 2009 J1リーグ戦 第18節
横浜FM 1 - 1 新潟 (19:04/日産ス/22,681人)
得点者:24' 矢野貴章(新潟)、47' 坂田大輔(横浜FM)
スカパー!再放送 Ch181 7/20(月)11:00〜(解説:名波浩、実況:田中雄介、リポーター:中願寺香織)
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「今日は湿度がめちゃくちゃ高かった」(横浜F・マリノス、渡邉千真)、「新潟ではないような暑さ」(アルビレックス新潟、大島秀夫)とお互いがそう言うように、湿度77%という蒸し暑さの中、行われたゲーム。結果もスカッと決着はつかず、ドローに終わった。

横浜FMは警告累積による出場停止の小宮山尊信の位置に、天野貴史を起用する。また、水沼宏太がFWで先発入りを果たす。新潟は出場停止のマルシオ・リシャルデスと千代反田充の代役として、酒井高徳、千葉和彦がスタメンに名を連ねる。

前半はその酒井が積極的にボールに絡む。11分には機を見てのロングシュート。それに後押しされるように、新潟が攻勢に出る。最初の絶好機はセットプレーから。12分、左CKから大島がドンピシャのヘッドを放つ。こぼれ球にペドロ・ジュニオールが反応したが、GK飯倉大樹が間一髪、横っ飛びセーブ。19分には右からのクロスに松下年宏が飛び込み、頭で狙う。そして先制点は24分。バックパスを受けた千葉が鋭いロングフィードを送る。その先にいたのは矢野貴章。相手DFの裏から飛び出し、上手い胸トラップ後のシュートで流し込んだ。

だが、横浜FMはすぐに切り替える。ボランチや両サイドバックの攻撃参加が増加し、勢いが増す。31分には小椋祥平が頭で、37分には田中裕介が左足で、それぞれ好シュートを放ち、スタンドを沸かせた。勢いそのままに47分、同点弾が決まる。後半頭から水沼宏太に代わり、途中出場した坂田大輔が公式戦3戦連続となる得点を叩き込んだのである。松田直樹の左クロスを天野がヘッドで折り返し、坂田が右足で冷静に合わせた。

その後は横浜FMが一方的に敵陣地へ攻め入る。シュート数は後半だけで14本。逆に新潟は1本だけだった。新潟はそんな苦しい戦況のため、カウンター狙いの戦い方へとシフトチェンジ。矢野、ペドロ・ジュニオールもラインを下げて守りを固める。それを打破しようと、横浜FMは73分に長谷川アーリアジャスールを投入。彼が緩急あるドリブルやスルーパスで、見せ場を何度か作った。しかし、逆転弾を奪えずにゲームセット。横浜FMにとっては『勝利を逃した』という印象を残した。

試合後、新潟の鈴木淳監督は「貴重な勝点を挙げることができた」と、率直にコメント。主力を欠き、後半は暑さで足が止まってしまったが、この日はディフェンスが奮闘。また、酒井、千葉というバックアッパーも良い仕事をした。勝てなかったが、また大きな自信を掴んだに違いない。

横浜FMの選手たちも、上位チームを相手に押し込み「自信になった」(田中)が、「勝てなくて残念なゲーム」(小椋)でもあった。順位は暫定で12位。下位グループからいち早く抜け出すには、こうした接戦をものにしたい。

木村浩吉監督は試合後、「今後は積極的に若い選手を使っていく」と明言している。この日は水沼、天野という若手を先発に抜擢。後半出場の長谷川も、いい動きを見せていた。これからの猛暑を乗り切るためにも、フレッシュな彼らが、監督の期待に応えてくれることを切に願う。

以上

2009.07.19 Reported by 小林智明(インサイド)
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