7月18日(土) 2009 J1リーグ戦 第18節
大分 1 - 0 浦和 (19:05/九石ド/24,833人)
得点者:82' 深谷友基(大分)
スカパー!再放送 Ch183 7/19(日)14:00〜(解説:岡中勇人、実況:小笠原正典、リポーター:成尾佳代)
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4カ月ぶりに九州石油ドームに勝利のホイッスルが鳴り響いた――。
シャムスカ監督を解任し、再スタートを切った大分は、4日前に来日したランコ・ポポヴィッチ新監督がスタンドから見守るなか、15試合ぶりに勝点3を手に入れた。
この日、暫定的に指揮を執った松山博明監督は、短い準備期間のなかで「戦う気持ち」を選手たちに植え付けた。昨年の堅守を築いた3バックにシステムを変更し、「全員がハードワークに徹し、ボールを奪われたら奪い返す」という原点に立ち返った。これは個々の役割、チームの方向性を明確にするという意味で、守備面において奏功していた。「守備はマンツーマンでタイトにつけ、イメージ通り。みんながハードワークでき、昨年までのサッカーを思い出せた」という深谷友基の言葉に代表されるように、この試合で勝利をもたらしたのは、技術、戦術ではなく気持ちの部分であった。「監督が代わり、選手は気持ちの部分で大きな影響があったと思う。守備の意識が強く、フィールドプレーヤー全員が自陣を固め、コンパクトな守備をした。勝つために自分たちのスタイルを信じていた」と、敵将は大分のファイティングスピリットを称えた。
ただ試合は圧倒的に浦和がボールを支配し、主導権を握っていた。序盤こそ大分は高い位置からプレッシャーをかけ、浦和のコンビネーションサッカーを封じ込めた。しかし、時間の経過とともに浦和がポゼッション率を高めていくと、大分は守備の時間が長くなる。前半ロスタイムには田中マルクス闘莉王のタテパスからエジミウソンに決定的な場面をつくられたが、ゴールラインぎりぎりで森重真人がクリアし、なんとかスコアレスで折り返す。後半も浦和が攻め、大分が守るという構図は変わらなかった。浦和はサイドから打開しようと試みるも、中を固める大分の守備をこじ開けることができず、攻め切れない時間帯が続いた。「こういう試合はセットプレーで勝負が左右するもの。今日は相手にそれを決められた」と高原直泰は話したように、82分に攻め込まれていた大分がセットプレーをものにした。得点の2分前に投入された新加入フェルナンジーニョのCKを、ケガから復帰し今季初出場の深谷が頭で合わせた。大分はこの貴重な1点を最後まで集中した守備で凌いだ。
高松大樹は言う。「今日は内容より結果という強い気持ちで90分間戦えた」。監督解任の危機感とあいまって、大分の選手たちに失いかけていた何かをもたらしたようだった。もちろん気持ちだけで勝てるほど甘くはなく、今後、セットプレー以外での攻撃の形をつくることは必須。とはいえ何より必要だったのは結果であり、ようやく手にした勝利は勝点3以上の意味を持つだろう。「今日を新たなスタートにしたい」と松山監督。新監督にいい形でバトンを渡した。
以上
2009.07.19 Reported by 柚野真也
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