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【J2:第28節 岐阜 vs 横浜FC】プレビュー:ホームで8戦負けなしと勢いに乗る岐阜。『長良川劇場』、今週も開幕!(09.07.19)

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7月19日(日)J2 第28節 岐阜 vs 横浜FC(18:00KICK OFF/長良川
スカパー!生中継 Ch184 17:50〜(解説:森山泰行、実況:堂野浩久、リポーター:若山貴嗣)
勝敗予想ゲーム
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ホームで強い岐阜。昨年が嘘のようなホームでの強さ。この要因は選手の頑張りはもちろん、長良川競技場が本当の意味でホームになってきたことにある。サポーターの応援の雰囲気、そして一体感。今の長良川にはそれがある。

今節の相手は前節・水戸に引き分けて連敗を3で止め、最下位から脱出した17位・横浜FC。4試合連続無得点と攻撃陣に元気がないが、スピード溢れる突破を持つ西田剛、かつて岐阜を救ったFW池元友樹、広島ユース出身の2年目・FW中野裕太など、楽しみな若手が台頭してきており、注意を要さないといけない。しかし、岐阜としては低迷するチーム相手に、ホームの無敗記録を9に伸ばしたいところだ。

前節の愛媛戦での最大の収穫は、2度のゴールシーンだ。このゴールはまさに松永英機監督が掲げているサッカーそのものであり、ようやく狙っていた形から生まれたものであった。先制弾は相手のバイタルエリアのスペースをうまく攻略したもので、ロングパスから一気にスピードアップして、高木が決めてみせた。そして一番のハイライトは決勝弾にある。ロスタイムにGK野田恭平のスローインを号砲に、全員が一気に長い距離を走り、サイドとダイアゴナル、サイドチェンジを融合し、複数の選手が関わってボールを一気にアタッキングエリアまで運び、サイドからのセンタリングに複数がゴール前に飛び込んで、最後に染矢が詰めて、決勝弾を叩き込んだ。
攻撃のスイッチが入った瞬間に加速して、全員がスピードを殺さずに、一気にゴールに迫る。この『アタッキングサードでのスピードアップ』がかねてから課題だっただけに、この2つのゴールはチームの成長を大きく実証するものとなった。

そしてもうひとつの収穫は新加入のFW押谷祐樹だ。60分に投入されると、シュートこそ打てなかったが、バイタルエリアで常に相手の守備のギャップに顔を出し続け、ボールを深い位置で受けては、正確なキープから2列目に前を向いて仕掛けられるパスを供給し続けた。また、裏への飛び出しも意識しており、こうした押谷の激しい牽制が、愛媛DFラインを下げさせたひとつの要因ともなった。
彼が使える目処が立ったことで、攻撃のバリエーションがアップ。岐阜の90分という時間をうまく使ったサッカーがより可能になった。途中までは西川優大、佐藤洸一のツインタワーで相手を押し込み、バイタルエリアにスペースが空いてきたら、クサビを引き出し、2列目の飛び出しを活性化させる押谷を投入する。これが岐阜の必殺パターンになるかもしれない。

すべてにおいて楽しみな一戦であることは間違いない。前回は素晴らしい試合だったのにも関わらず、2,565人の観衆に留まった。今の岐阜は面白いサッカーを見せてくれるだけに、この一戦はこの数字では留まらない多くの観衆が詰め掛けてくれることを期待したい。一度、選手とスタッフ、そしてサポーターが作り出す『長良川劇場』に足を運んでもらえたら、きっとリピーターになるはず。前回のマッチレポートでも述べたが、今の長良川競技場は最高のエンターテイメントの場所となっている。みんなでこの場所を共有しようではないか。まずはスタジアムに足を運ぶこと。すべてはそこから始まるし、選手たちもこうして来てもらった人たちを虜にするサッカーを、慢心することなく一生懸命な姿を通じて見せてもらいたい。

以上

2009.07.18 Reported by 安藤隆人
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