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【J2:第28節 鳥栖 vs 仙台】プレビュー:昇格レースに参戦するためには、上位との対決では必勝が条件。3位仙台を迎えて、C大阪戦に続く『夏の陣第2戦』を制することはできるのか。(09.07.19)

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7月19日(日)J2 第28節 鳥栖 vs 仙台(19:00KICK OFF/ベアスタ
スカパー!生中継 Ch182 18:50〜(解説:サカクラゲン、実況:南鉄平、リポーター:ヨンヘ)
勝敗予想ゲーム
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鳥栖の梅雨はまだ明けていない。
梅雨前線の影響で雷雨を伴うこともあれば、雨の合間に真夏日を思わせる日差しがさすこともある。第2クールに入って好調な鳥栖ではあるが、第1クールの借りを完全に返したとは言いがたい。いまだ、鳥栖は『梅雨明け宣言』ができないでいる。

第12節水戸戦では、鳥栖のサッカーをすることが出来なかった。
第13節草津戦では、攻撃の姿勢も見せたが、守備でのもろさも見せた。
第14節福岡戦からFWに山瀬幸宏が加入して、前線にタメができ始め全体的にコンパクトになり始めた。
第18節熊本戦からFWにハーフナー・マイクが加入して、得点力が増した。
第2クールに入ってからは、皆さまご存知の通りの戦績で6位にまで順位を上げて、上位への追撃開始となった。そして、第22節C大阪戦では、レヴィー・クルピ監督に「残念ながら、内容でも鳥栖が上だった。結果も妥当だと言わざるを得ない」と言わしめた。
しかし、岸野靖之監督の評価は手厳しい。
「我々はまだ何も手に入れることができていない。まだ、借りも返していない。本当に笑える日はまだ・・・」と現状を見る。
確かに第1クールでの戦績は覚悟の上と分かっていても、『J1昇格』を口にしていたフロント陣と応援しているサポーターとの気持ちの乖離は大きく、絵空事と言われても仕方がないものだった。第2クールに入って好調とはいえ、貯金は4で得失点差は+7と胸を張って6位と名乗れるものではないし、昇格圏内である3位の背中ははるか彼方である。岸野監督のコメントが、現実を物語っている。
しかし、岸野監督はこうも続けてくれた。
「連勝は、目の前の一戦一戦を戦って得た結果。1勝の積み重ねが連勝になる」その1勝を今節は3位の仙台相手に勝ち取ることになる。

その仙台は第2クールに入って5勝4分1敗と勝ちきれていないが負けてはいない。リーグ最少失点が、その一番の要因と言える。前節の富山戦では、7試合ぶりの先制点で勢いに乗るかと思われたが、富山に一旦は同点とされてしまう。しかし、51分に2得点目をあげるとその後はしっかりと守り切った。アクシデントで予想外の3バックという対応を求められたが、交代で入った選手と不慣れなポジションに入った選手の健闘で、3-1で終わることができた。
第2クールに入って、先制点が取れなくても引き分けにできる力と、アクシデントが起きてもすぐに対応できる力が、現在の順位につけている理由である。とはいえ、前節の試合で負傷を追った左サイドバック田村直也の回復具合は気になるところである。
攻撃の中心はMF梁勇基。これにMF関口訓充が絡み、縦横無尽に相手DFを切り裂いていく。前節は、FWに中原貴之と中島裕希が入り相手ゴールを脅かした。ここまで、最前線でチームを牽引した平瀬智行とマルセロ・ソアレスの欠場の詳細は分からないが、返って不気味さを感じさせるものである。

迎え撃つ鳥栖も、前節はFW山瀬とMF高地系治が欠場した。第2クールの好調を支えた2人ではあるが、仙台同様代わりの選手が健闘して、前節岡山に3-0と快勝した。攻撃陣の好調さに比べ、守備では押し込まれるシーンも度々あるが、GK室拓哉を中心に跳ね返すことができている。身体を張った守備は、今節も健在である。
特にFWトジンは2戦で3得点と、その実力の片鱗を見せ始めた。FWからの守備が機能すれば、DFのラインコントロールも冴えてくる。センターバック飯尾和也と渡邉将基の連係も試合ごとに密さを増している。今季の中盤とサイドDFは相変わらず好調であるから、3位の仙台と言えども、決して引けを取ることはない。

今節の戦いは、先制点をどちらが取るかにかかっていると言えるだろう。仙台は、セットプレーからでも得点を奪うことができる。先制点を、リーグ最少失点を誇る守備力で守りきることができるのか…。鳥栖は先制点を取ると今季負けていない。仙台の強力な攻撃を、身体を張って守ることができるのか…。先制点を奪うまでの攻防と奪ったあとの攻防と、見所満載の試合が予想される。

サッカーは点を奪い合うスポーツと思われがちであるが、あながちそうとも言えない状況がある。
相手より1得点でも多ければ勝利となるが、失点をしなければ負ける事はない。
この2つの状況を、1個のボールの所在で使い分ける必要がある。
90分の中でその状況をどのように感じるのかは選手の判断に任されるが、やるべきプレーに違いを見せるとチームとしての機能を成すことはできない。
攻守の切り替わりの速さこそ、サッカーの醍醐味である。

以上

2009.07.17 Reported by サカクラゲン
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