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【ヤマザキナビスコカップ 神戸 vs 山形】レポート:神戸・我那覇和樹が移籍後初ゴール!リーグ戦に繋がる白星を挙げ、 カップ戦を終える(09.06.14)

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6月13日(土) 2009 ヤマザキナビスコカップ
神戸 1 - 0 山形 (14:00/ホムスタ/4,410人)
得点者:89' 我那覇和樹(神戸)
★ヤマザキナビスコカップ特集
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 スコアレスのまま終わるかと思われた、後半終了間際のことだった。 時計の針がちょうど90分を越えようとしていた時間帯。ゴールラインに近い位置からのMF朴康造のスローインに反応したのは、後半から途中出場していたFW我那覇和樹だった。
「右足で止めて、それがうまく相手の頭を越えた。あとは自分を信じて、GKの位置を見てしっかり決めることが出来た」と振り返ったシュートは、チームに3試合ぶりの白星をもたらす、値千金の決勝点。決勝トーナメント進出の可能性が前節で消え、神戸にとっては『J1リーグ戦に繋がる試合を』と目標を切り換えて挑んだ一戦で、その目標通り、来週のJ1リーグ戦・広島戦(6/21@広島ビ)に向けて大きな弾みをつける試合となった。

ただ試合全体の流れを見れば、ほとんどの時間帯でポゼッションをとり、優位に試合を運んでいたからこそ、またその中で多くの決定機を見出していたからこそ、『決定力』という部分で課題の残る試合だったと言える。開始1分でのFW茂木弘人によるファーストシュートに始まって、この日神戸が放ったシュートは前半9本、後半10本の合計19本。しかも、守備ラインを高く保ちつつ、中盤でしっかり繋いで相手を切り崩す中でチャンスを作り出していたからこそ「うまくやっている中でも、決定力の部分で決め切れないシーンはまだまだある。今日もそういう試合だったが、清水戦でも先制して楽に運べる試合だったのに、決定力がなく難しい試合になるという現象が起きてしまっていた」とカイオ・ジュニオール監督が振り返ったのも無理はない。特に前がかりに試合を進めた後半は、後半スタートからFWマルセウに代えてFW我那覇を、DF内山俊彦に代えてMF楠瀬章仁を投入。73分にはMF馬場賢治に代えてMF朴康造を投入するなど前線の顔ぶれを活性化させながら前がかりに試合を進める中で、うまくリスクマネージメントを行い、理想的な攻撃を作り出していただけに、だ。
しかし裏を返せば、決め切れなかったとはいえ、そうした最後まで諦めずにゴールを目指し続けた姿勢がFW我那覇の決勝点に繋がったという見方も出来る。しかも今季、神戸のエース番号『13』を与えられながら、なかなか結果を出し切れなかったFW我那覇が決めたというのも、J1再開に向けて新たな収穫を得たと言っていい。

一方の山形はケガ人が続出する中、常に前線のターゲットマンとなり、リーグ戦でもチーム最多ゴールを挙げていたFW長谷川悠もケガで離脱。苦しい台所事情が否めない中、前半こそ、神戸に圧倒された感もあったが、後半はカウンターからチャンスを作る時間帯も。ただそこでも前線のターゲットが定まりきらないことで、効果的な攻撃が仕掛けられず、神戸の守備陣を脅かすには至らなかったという印象。神戸の猛攻にさらされながら『耐えて、凌いだ』守備陣の奮闘を思えばこそ、最後の最後にゴールをこじあけられたのは残念な限りだが、今後はその悔しさをリーグ戦にぶつけるしかない。試合後、「後半のゲームについては満足してるので。来週からの試合に繋げたい」と話した小林伸二監督の言葉通りに。

以上


2009.06.14 Reported by 高村美砂
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