6月13日(土) 2009 ヤマザキナビスコカップ
京都 0 - 3 柏 (14:00/西京極/7,317人)
得点者:12' 菅沼実(柏)、49' 李忠成(柏)、51' 菅沼実(柏)
★ヤマザキナビスコカップ特集
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ヤマザキナビスコカップ予選Bグループ最終節は柏が快勝したものの、F東京も勝利し勝点を13まで伸ばしたため、柏の予選突破はならなかった。
試合は、京都が増嶋達也、シジクレイ、水本裕貴の3バックを敷き、左のワイドに渡邉大剛、右に染谷悠太。ボランチに佐藤勇人、ディエゴ。トップ下に柳沢敦を配置した。
柏は、4-1-4-1で、1トップに李忠成、中盤右に太田圭輔、左に菅沼実。アンカーに阿部嵩を置いた。
前半12分に柏が早々にスコアを動かした。右サイドで村上佑介が持ち込み、山崎正登に送ると縦に走りエリア内へ。フリーでリターンをもらうと中央へ。菅沼が落ち着いて決め先制する。
先制された京都。中盤でつながれる展開にシジクレイを1つ前に出し、渡邉、染谷を1つ下げ4バックに切り替え反撃を試みる。だが、全体の運動量、裏への走り出しも少なく拙攻となる。31分には中盤でパスカットされ速攻を許し、32分には京都の左サイドを太田に突破されゴールエリア内まで持ち込まれるなどピンチを招く。前半終了間際にも李、藏川洋平にシュートを放たれる。
後半、パウリーニョ、豊田陽平に代えて加藤弘堅を右サイド、中村太亮を左サイドに入れ、ディエゴ、柳沢の2トップ、シジクレイと佐藤勇人をボランチに配した京都。反撃に出たいところだったが、後半開始わずか4分に追加点を奪われる。柏の右CK、栗澤僚一のクロスに李が頭で合わせて2-0とする。
さらに、2分後の6分。京都のCKを跳ね返し左前方に蹴り出し、これを京都がスローインに逃れると、素早くボールを入れる。このボールに太田が走り抜けゴールライン際まで持ち込みボールをキープし、上がってきた菅沼へ。これを菅沼が逆側ゴール右に流し込み0−3とする。その後も後半18分に山崎に、44分にも途中出場の杉山浩太にフリーでシュートを放たれるなど決定機を作られるゲーム内容でタイムアップ。0−3で柏が快勝した。
「久々の左。今日は太田君とよく走った」と試合後、菅沼が語った通り、柏の運動量とプレスが際立った試合となった。
京都はサイドからえぐる場面をほとんど作れなかった。また、サイドバックにボールを預けてもそこから判断遅く展開できずに囲まれる場面も多々見受けられた。渡邉は「来られても、はたいてもう一度もらい直せばいい」としたが、ディフェンス、中盤がその意図を酌んでくれることはなく、逆サイドの染谷も同様に攻撃の起点になることはできなかった。
要因は佐藤勇人も試合後に語った通り「運動量が少なかった」ことだろう。加えて判断も遅かった。
加藤久監督は「ゲームに対するモチベーションを少し失っていた」ことを要因の一つに挙げていたが、気になるのはサイドの攻防である。F東京戦、今節の柏戦と先にサイドを制圧されて押し込まれた。2つの試合は京都の中盤の構成が違うため簡単には判断できないが、サイド攻撃を柱の一つに置こうとするチームがホームゲームにおいてサイドの攻防で先手を取れないのは不安材料の一つに挙がるのではないだろうか。
リーグ再開に向け、京都は課題を残す結果となった。
以上
2009.06.14 Reported by 武田賢宗
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