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【J2:第21節 甲府 vs 熊本】プレビュー:4−1−4−1で浮上を狙う熊本をホームに迎える甲府。過去のミスを教訓に、確実に勝つ強さを見せ付けたい(09.06.13)

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6月14日(日)J2 第21節 甲府 vs 熊本(16:00KICK OFF/小瀬
スカパー!生中継 Ch181 15:50〜(解説:外池大亮、実況:酒井康宜、リポーター:桜井和明)
勝敗予想ゲーム
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上位が都合よく負けてくれないだけに、首位の湘南に勝点で5離されている甲府は勝ち続けるしかない。しかし、クラブの連勝記録が3という甲府は、上位に勝っても下位にポロリと負けるという課題を克服しなければその差を縮めることは難しい。今節、ホーム小瀬に迎える相手は15位熊本。最近の9試合で4分5敗と厳しい結果だが、第19節の湘南戦で藤田俊哉をトップに置く、4−1−4−1で2点差をつける戦いを見せた。最終的には3−3で引き分けたが、藤田のワントップというシステムは熊本浮上の可能性を十分に感じさせる。また、何処のチームでも真似が出来るシステムではなく、藤田がいて、ボールを大切に繋ぐことを志向するチーム、熊本にしか出来ないシステム。今節も4−1−4−1というシステムで臨んでくると予想するが、甲府はその対策をするよりも主導権を取り、選手がどれだけピッチの上で判断してプレーをすることが出来るかが重要になる。

今節の甲府は右サイドバックの杉山新が警告の累積で出場停止。週の頭に2連休を与えた安間貴義監督は、杉山の穴を輪湖直樹で埋めることを想定していたが、オフ明けの練習で輪湖の(練習への)入り方が良くないと判断して白紙に戻した。そして、「誰が出てもやってくれる」という考え方のもと、輪湖、津田琢磨、吉田豊の3人に競わせて先発を決めた。その決め方は、この3人がサイドからクロスを上げて、中の選手がシュートを打って10本先に決まれば先発決定という内容。幾らいいクロスを上げても中の選手がシュートミスをしたり、GKがスーパーセーブをしたりすれば1本にならないだけに、この3人だけでなく全員にプレッシャーが掛かる状況だった。全体練習でミスが多かったことも、全員にプレッシャーが掛かる先発権争奪練習を決断した理由でもある。ただ、ここまで実績のある輪湖に3本のアドバンテージを与えた。その結果、「熊本戦・先発権争奪クロスからシュート練習」は、僅差で津田が制して第12節(愛媛戦)以来の先発の座を勝ち取った。どんな状況でもベストを尽くして準備してきた津田は「(杉山)新みたいには走れないけれど、得点に繋がるクロスや(ボールの逆サイドになったときの)ラインコントロールで特徴を出して、掴んだチャンスを活かしたい」と静かに燃えている。

今節は右サイドバック以外のポジションは、ここまで実績を残してきた選手が先発することになりそうな甲府。しかし、それで勝てるとは限らない。J2は順位に関係なく、どのチームも怖い。甲府は、自らの順位も雰囲気もここ数節の結果も悪くない中で、どれだけ緊張感と危機感を持って熊本に挑戦して行けるかが重要になる。キーマンが欠けた試合ではそれだけで危機感が生まれるが、そうではない試合でどれだけ必死に戦うことが出来るかが見所になるだろう。DFの原田拓が出場停止の熊本は、ケガ人が少なくなく、チャンスを貰うフレッシュな選手が出場して活性化する可能性も十分にある。コンディションが心配だが、宇留野純の恩返しゴールも怖い。

甲府は、連携と判断ミスで立ち上がりに失点して、0−2で敗れた第12節の愛媛戦をもう一度思い出して臨むことができれば、難しい試合になっても望んだ結果は手に出来るはず。湘南、C大阪、仙台との上位チームとの対戦で燃えるのは当然だが、15位の熊本が相手でも上位チームと対戦するのと同じように集中力を切らさずに、全力で挑戦して欲しい。そのためには、ベテランのリーダーシップも必要になってくるだろう。難しい試合になっても確実に勝つ甲府を小瀬で見たい。

以上

2009.06.13 Reported by 松尾潤
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