スカパー！生中継 Ch181 12:50〜（解説：大森健作、実況：岡崎和久、リポーター：藤井孝太郎）
☆勝敗予想ゲーム
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両チームともにここまで20試合を戦って8勝5敗7分というまったく同じ勝敗。得失点差に僅かな違いがあって徳島が5位、札幌が6位となっているが、ほぼ同じ位置にいると言っていいだろう。その2チームが今節、札幌厚別公園競技場で対決する。
前節は対照的な展開だった。札幌は鳥栖を相手にほぼ一方的な展開で圧倒。突出したキープ力を持ち、攻撃の絶対的な柱であるクライトンがブラジルに帰国中で不在ながらも、その他の選手たちがシンプルなパス回しを実践し、組織的で質の高い攻撃を披露。石崎信弘監督も「しっかりとビルドアップをして、サイドチェンジを使いながらクサビを入れるというところは随分出てきている」とその内容には手応えを感じていた。しかし、結果は1-2のスコアで敗戦。終始主導権を握り、何度も効果的なチャンスを作り出しながらも追加点を奪って勝負を決めきることができず、逆に僅かな隙から失点をしてしまったのだ。チャンスをいくつも作り、「ピンチらしいピンチはほとんどなかった」（西嶋弘之）。それでも結果は敗戦。内容を結果に反映できない。そんな歯がゆい試合だった。
そして一方の徳島の前節だが、前半に1点を先制されながらも後半に2点を奪って栃木を相手に見事な逆転勝利。しかし、指揮官・美濃部直彦監督は「結果だけのゲームでした。内容的にはかなり問題を抱えていた」「非常に残念」と試合内容の不十分さについて厳しく言及している。結果を出しながらも内容に不満を持つという、まさに札幌とは真逆な前節だった。勝敗こそ同じ数字であるが、現状は対照的。そんなチーム同士の対戦と言っていいだろう。
この試合の焦点となりそうなのは、双方のマネジメントだろう。札幌はクライトンが一時帰国中なのに加え、守備的ＭＦのダニルソンが累積警告により今節から2試合の出場停止に。そうした状況を受けて石崎監督は今週のトレーニングでは新しいフォーメーションをテストするなど、様々な準備を行なっている。チームの状態自体は悪くないため、それをいかに結果へと結びつけていくか。そのための準備を入念に行なっているということだ。
そして徳島の方は前節、攻撃的な4-3-3のシステムを採用している。4-3-3は高い位置でボールを奪ってそのままスピーディにチャンスへと持ち込むことができるシステム。札幌も高い位置から積極的にボールを奪い返しにいくスタイルを身上としているため、徳島がこの試合でも4-3-3で挑むようであれば、ハードなボールの奪い合いが演じられるかもしれない。そうなれば、一瞬たりとも目の離せないタフなゲームになるはずだ。
今シーズンの初対戦となった前回の対戦では、3-1のスコアで札幌がリードしながらも終盤に徳島が粘りを見せて2得点を挙げて引き分けへと持ち込んだ。札幌にしてみれば2点差を詰めてきた徳島の粘り強さは印象に残っているだろうし、徳島にしても一時は2点差へと引き離された札幌の攻撃力に警戒心を抱いているはず。これら諸々を考えていくと、2回目となるこの対戦も、内容の濃い熱戦となりそうな気配がたっぷりだ。
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★J2クラブサポーターのみなさま！クラブへの熱き思いを旗に！
第3回の撮影予定は6月13日(土) 福岡、6月14日(日) 札幌、栃木、Ｃ大阪です。
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以上
2009.06.12 Reported by 斉藤宏則
