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【J1:第12節 横浜FM vs F東京】レポート:横浜FMが新システムにトライするも惜敗。F東京は中村の復活弾で3試合ぶりの勝利。(09.05.17)

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5月16日(土) 2009 J1リーグ戦 第12節
横浜FM 0 - 1 F東京 (19:04/日産ス/20,349人)
得点者:62' 中村北斗(F東京)
スカパー!再放送 Ch183 5/18(月)05:00〜(解説:名波浩、実況:八塚浩、リポーター:中願寺香織)
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決着をつけたのは、横浜F・マリノスの兵藤慎剛と同い年で同じ国見高卒の、FC東京・中村北斗のゴールだった。
62分、右CKを同じく国見高の同期・平山相太が胸で落とし、それを中村が左足一閃。相手GK飯倉大樹が懸命にダイブしたが届かない、見事なミドルだった。

この試合の焦点は、横浜FMが今節から採用した新システム、4-3-3がいきなり機能するか、どうかということ。4バックの中央は、中澤佑二とケガから復帰した栗原勇蔵が組む。中盤は左から兵藤、松田直樹、山瀬功治。3人は横並びでなく、松田がアンカーを務めることに。で、結論から言うと、敗れた結果からもわかるように、新システムは不完全のまま終わった。無論、それは無理もない。14日の紅白戦で初めて試したばかりの、ほぼぶっつけ本番の布陣が、そう簡単にハマるわけがない。

「選手の距離間がバラバラだった。どういうサッカーを目指すかも、まだはっきりしていない。これからだと思う」
サバサバした様子で狩野健太はそう話す。今節は「生みの苦しみ」を味わったということなのかもしれない。

試合の序盤は、やや膠着状態が続く。横浜FMは新布陣を試すように、慎重に戦っているようにも見えた。しかし、徐々にF東京ペースとなる。20分台に、2つの絶好機を迎えた。まず、徳永悠平の右アーリークロスを赤嶺真吾がニアで合わせる。続いて赤嶺が左クロスを上げ、走り込んだ鈴木達也がボレーシュート。これはGKが間一髪、防ぐ。
その後も、梶山陽平がタメをつくって起点となり、サイドバックを含めた両翼からの攻撃を引き出す。だが、その梶山は後半が開始してすぐに負傷し、55分に中村と交代。その7分後にF東京へ移籍後、初出場となる中村が値千金の得点を決めたのだ。

梶山がピッチを去っても、なおもF東京が攻勢に出る。横浜FMは「新しいシステムで、後ろ(守備)に重心がかかった」(坂田大輔)ため、受身になり、相手FW陣に前を向かせてプレーさせる機会を与えてしまう。
それを打破しようと、齋藤学と水沼宏太を70分に同時投入。さらに77分、金根煥をピッチに送り出す。最後は山瀬もFWの位置に上げて、前がかりに。次第に押せ押せムードとなり、88分には兵藤がゴール前に抜け出してシュートを打つ。ロスタイムにも2回のビッグチャンスを迎えるが、金と水沼が決めきれず。そのまま試合終了を迎えた。

試合後、F東京サポーターは『北斗コール』で、中村を祝福。この日のヒーローは中村だったが、負傷の石川直宏に代わって先発出場した鈴木も、個人技を発揮して活躍した。また、今野泰幸を軸とした最終ラインとボランチも身体を張った守備で、2試合連続の完封に貢献。層の厚みを増した攻撃陣と安定感が出てきた守備で、さらなる飛躍を期待できる。
一方、横浜FMは新システムがフィットせず、力を出し切れなかった。だが木村浩吉監督は、「システムをコロコロ形を変えても仕方ない」と、今後も方向性を変えないつもり。新たな挑戦により、横浜FMはワンランク上を目指す。

以上

2009.05.17 Reported by 小林智明(インサイド)
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