5月17日(日)J2 第15節 甲府 vs 富山(14:00KICK OFF/小瀬)
スカパー!生中継 Ch179 13:50〜(解説:堀井岳也、実況:桜井和明、リポーター:吉岡秀樹)
☆顔写真クイズ|勝敗予想ゲーム
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第1クールも残り3節。勝点が30を超えて、得失点差でも10以上のプラスになっている1位・湘南(34)、2位・C大阪(32)、3位・仙台(31)を3強とすれば、そのすぐ下にいる4位・甲府は中位グループに吸収されずに、3強について行けるかという立ち位置。この3節でどちらのグループ入りをするのかが明確になりそうな流れが来ている。ただ、安間貴義監督は、一時的に勝点が離されることを心配するのではなく、現実に向き合って逃げずにやり続けることと、チームのコンディションをいい状態に保つことを重要視している。「6月、7月、8月は厳しいスケジュールに暑さが加わってくる。どのチームとやっても苦しいゲームになる。コンディションがいいチームが勝つと思う。(誰かが欠けて)次に誰かが入ってきたときにチームとしてやることが決まっていないとハチャメチャになる」と長期的な視点にブレはない。
今節対戦する富山はJ2に昇格したチームの中で、現時点で一番成功しているチーム。その理由のひとつは守備の堅さ。安間監督は「4−4−2で構えて来る中で、縦に入ってくるボールにしっかりとチャレンジしてプレスを掛けてくる。失点が少ないのは全てが積極的だから」と分析している。現在8勝4分2敗で、総得点16、総失点10の甲府に対して、富山は5勝4分5敗で、総得点14点、総失点11。総得点と総失点では殆ど変わらない。前節の仙台戦の3失点が無ければ、J2で2番目に失点が少ないチームであり続けていた。
2月28日のTM(1−1)で対戦しているので、富山戦が難しい試合になることは分かっている。ともに先制点を挙げれば負けないチームなので、先制点を取って内容だけでなく展開でも甲府は主導権を取りたい。理想的な展開は先制点を取って、富山を前掛りにさせて追加点を取るということになるが、今の甲府はそんなにすんなりと勝てそうも無いし、富山もそれをやらせてくれないだろう。それでも、「シュート場面は作っている。(ゴールが決まらなくても)シュートから逃げずに狙い続けて欲しい。今はそれが出来ている」と安間監督は、継続を選手に求めている。FWの森田浩史は「(ゴールが無いことに)焦りまではいかないけれど、他のFWが結果を出し始めているので、チャンスに顔を出したい。ゴールという結果が欲しいし、結果が一番のポジション。しかし、自分がゴールを決めることだけを求めすぎると、(バランスが悪くなったり、チャンスメイクが出来なくなり)自分がいる意味がない。先制すれば甲府の強さが出る。2点目が取れればほぼ大丈夫になると思う」と、先制ゴールの重要性と追加点の必要性を感じている。
富山のツートップは、フィジカルが強くポストプレーが特徴の長谷川満(もしくは、桜井正人)とサイドのスペースに流れてスペースを作る木本敬介のコンビ。このスペースに両サイドハーフが入り込んで攻撃に厚みをもたらせる。守備では、マンマークに強い堤健吾と濱野勇気のカバーリングで中央の守りに強さを発揮している。GKの中川雄二も素晴らしい選手で、高さはそれほど無いがクロスへの対応もよくスピードもある。甲府は、マラニョンが縦を切られて2人に挟まれるサンドイッチディフェンスを受けることが増えそうだが、マラニョンは「ボールを止めないでファーストタッチでかわしたり、中でボールを貰ったりして混乱させたい」と、サンドイッチには馴れっ子。堅い富山のディフェンス相手にマラニョンが言葉通りのプレーをどれだけ発揮するのか楽しみにしたい。
富山の楚輪博監督と副島博志コーチのダブル・ヒロシの老獪な手腕がどんな手を繰り出すのかが気になるが、甲府はリアクションのチームではなく、アクションのチーム。アクションで主導権を取り、予想外のことには選手の判断で対応するだけ。攻守の切り替えの速さを活かして、しっかりとカウンターの芽を摘み取り、作り続けているシュートシーンをゴールに繋げる挑戦をやり続けるだけ。甲府のタカ(安間貴義)&カズ(内田一夫)にマジックは必要ない。継続の力で結果をもぎ取る。
以上
2009.05.16 Reported by 松尾潤
J’s GOALニュース
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