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【J2:第15節 湘南 vs 草津】プレビュー:リスタートとなる大事な一戦。つかの間の充電を経て、湘南が難敵・草津を迎え撃つ(09.05.17)

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5月17日(日)J2 第15節 湘南 vs 草津(16:00KICK OFF/平塚
スカパー!生中継 Ch183 15:50〜(解説:川本治、実況:中村義昭、リポーター:児玉美保、プレーヤー解説:名良橋晃)
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新聞の限られたスペースに控えめにその身を置く「J2得点ランク」のなかに、湘南の選手の名前は、前々節の愛媛戦終了時点までは見当たらなかった。そのくせ首位で、チームの総得点もリーグ2位だったのだから、数字だけを追いかけていたらいったいどういうカラクリなのか戸惑ってもおかしくはない。

前節の水戸戦のハットトリックによって、チームで唯一ランキング圏内に顔を出した坂本紘司の言葉が、そのカラクリを解いてくれる。
「みんながスペースをつくりながら、相手をかく乱しつつ点を取ってる。たとえば3点目の場面では、寺さん(寺川能人)がニアに走って相手を釣り出し、僕が走りこむスペースを空けてくれていた。そういう連動はチームとしてみんなで繰り返しやっていることで、水戸戦ではその流れでたまたま僕の得点になったけど、そうでなかったとしてもほかの選手がスペースに走りこんでいたと思います。だから僕が何点取っているかということより、『チームみんなで26点(総得点)取っている』という意識のほうが強いですよね」

正直、ハットトリックなんてまったく意識していなかったと、プロ13年目にして自身初の快挙にも涼しい顔である。だがポジションを問わずゴールに向かってゆくチームづくりを思えば、それも頷けるというものだ。反町康治監督が以前、「誰でも点を取れるサッカー」と表現したことがあるが、田原豊やアジエル、田村雄三を欠いたなかで挙げたGWの連勝はまさしくその言葉を裏付けている。4月の終わりにアウェイで甲府に惜敗したあとは、C大阪と愛媛、水戸を降し、目下3連勝中である。

一方、平塚に乗り込む草津の、GW5連戦の星取りは湘南とは対照的だ。アウェイで徳島を破りこそすれど、白星はその1勝にとどまり、現在3連敗中である。とくにこの3戦は、仙台に0−3、鳥栖、C大阪に対してはいずれも2−4と失点がかさんだ。この3試合然り、敗れたゲームをひも解くと、草津は前後半いずれかの立ち上がりに失点したケースが多く、また相手に先制された試合はこれまですべて落としている。必然、立ち上がりの集中力が求められるとともに、先制して主導権を握りたい。首位チームを相手にアウェイで結果を掴んだとなれば、連敗脱出に伴う効用もより大きなものとなろう。

裏に鋭く抜け出す後藤涼をはじめ、出場停止を挟んで3試合連続ゴール中の都倉賢、チャンスをつくる廣山望、松下裕樹と小池純輝のミドル砲など、攻撃力を活かすためにも守備の連動は欠かせない。セットプレーとあわせて、粘り強く失点を防ぎたいところだ。

その草津戦を見据えて、坂本が言う。
「大量得点したあとだし、3連勝という結果が出ているなか、さらに貪欲になっていけるか。その意味で、僕自身にも言えることですが、真価の問われるゲームになると思います」

「オフ明けが大事だと思っています。気持ちを引き締めて、集中して取り組みたい」水戸との試合後には、田原も問わず語りに語ったものである。その言葉通り、チームは今週、弛緩から緊張へとスムーズに移行するとともに、連戦中には時間を割けなかったベースのトレーニングも行なった。GW明けのつかの間の充電を経て、あらためてスパイクの紐を結びなおした湘南が難敵・草津に挑む。

以上

2009.05.16 Reported by 隈元大吾
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