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【J1:第12節 柏 vs 鹿島】プレビュー:下位に沈む柏が、首位の鹿島を迎え撃つ。3年5ヵ月ぶりの非公開の成果はいかに?(09.05.16)

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5月16日(土)J1 第12節 柏 vs 鹿島(16:00KICK OFF/日立台
スカパー!生中継 Ch180 15:50〜(解説:都並敏史、実況:下田恒幸、リポーター:脇本カオル)
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前節のG大阪戦は、柏にとって今季のワーストゲームだった。これまでは順位が示すほど試合内容は悲観するほどではなく、収穫もそれなりにあったのだが、前節は高橋真一郎監督も「まったくファイトできていない」と怒りを露わにする出来に終始。当初は第10節から続く上位陣との連戦で浮上のキッカケを掴む目論見が、2連敗という最悪の形で鹿島とのゲームを迎えることになってしまった。

そういった悪い流れを断ち切るためか、柏は筑波大との練習試合を非公開にし、鹿島戦に向けた調整を行った。本来ならば非公開練習など珍しくはないが、柏は前任の石崎信弘監督(現・札幌監督)が在任期間は一度も非公開練習を行わなかったため、ちょっとしたニュースなのである。早野宏史監督時代まで遡り、2005年12月、甲府との入れ替え戦以来、実に3年5ヵ月ぶりの非公開となった。高橋監督は「G大阪戦が不甲斐なかったから。練習に集中させてやりたい」とその意図を話していたが、「非公開はしない」という公約に反してまで行っただけあって、大幅なメンバーの入れ替えやちょっとしたサプライズの可能性も十分考えられる。

しかし、いくらこれまでとは異なる布陣で臨もうとも、柏が勝利するためにはリーグワースト1位、22失点を喫した守備を立て直せるかどうかだ。チーム全体の守備への意識は従来どおり高いのだが、各選手間の距離が開きすぎているため昨年までのようにプレスが連動してかからない点が失点の多さを招いている。おそらく戦力的にみても鹿島がボールを保持し、攻め込む時間帯は長くなる。柏は押し込まれながらもゾーンをリトリートし、その中で連動したプレスを仕掛けたい。G大阪戦のように選手間の距離が悪ければ、プレスもかからずカバーリングもできない。選手の距離感が、この1週間でどこまで修正されているかは大きなポイントになりそうだ。また、攻撃面については、フランサが再び戦線離脱となったため、不安視される面もあるが、好調を維持する北嶋秀朗のポストプレーをシンプルに使いながら、菅沼実の背後を素早く狙う攻撃で活路を開きたいところだ。

一方の鹿島には、快調に首位を走るチームらしく、隙らしい隙は見当たらない。前節清水戦のゴールに象徴されるように、攻撃陣はみな同じ絵を描き、両サイドバックは攻撃に厚みをもたらすことができる。右の内田篤人、左のパクチュホが攻め上がった後にも、青木剛や小笠原満男がリスクマネージメントすることで、守備面にも穴はできづらい。チームとしての成熟度はもはや順位が示すとおりだ。そのような中、柏戦での唯一の気掛かりと言えば、野沢拓也の出場停止ぐらいだが、野沢の代役には増田誓志を起用するか、もしくはここまで左サイドバックを務めてきたパクチュホを本職のボランチに入れ、小笠原を前に出すという選択肢も考えられる。ともあれ大きな痛手とはなりにくいだろう。ピッチをワイドに使いながら柏のプレスを外し、逆サイドへ展開して揺さぶりをかけたい。マルキーニョスの日立台3年連続ゴール達成なるかも注目だ。

下馬評では圧倒的に鹿島有利が妥当だろう。鹿島にとっては、アウェイとはいえ調子の上がらない柏相手、しっかりと勝点3を手にして首位の足固めといきたい。だが柏からすれば、首位のチームに勝利できればそれは低迷脱出の足がかりとなるはず。当日、24歳の誕生日を迎える菅沼実のバースデーゴールに期待だ。

以上

2009.05.15 Reported by 鈴木潤
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