5月16日(土)J2 第15節 札幌 vs 岐阜(14:00KICK OFF/札幌)
スカパー!生中継 Ch181 13:50〜(解説:木島 敦、実況:永井公彦、リポーター:岡本博憲、プレイヤー解説:大森健作)
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本州では徐々に暑さが感じられつつある5月の半ば、晴れ間がのぞきながらもまだまだ肌寒さのある札幌市の札幌ドームでは、勝点22で7位の札幌と、前節の勝利で勝点を12とし順位を15位に上げた岐阜が対戦する。
ホームの札幌は現在8試合不敗中である。これは見方のよっては好調とも取れるのだが、その内容を見るとなかなか判断の難しいところである。3点のリードがありながらも1点差まで詰め寄られてしまった愛媛戦(11節)、退場者を出しながら敵地でしっかりとドローに持ち込んだ福岡戦(12節)。栃木戦(13節)では2点のビハインドから終盤にゴールラッシュを見せて見事な逆転勝利。そして前節の徳島戦では2点リードの場面を2度も作りながら、最終的に同点に追いつかれてしまった。どの試合でも何かしらの出来事が起こっているということである。見る者をハラハラとさせる、ある意味ではエンターテイメント性に富んだ試合を繰り返しているとも言えるだろう。
ただし、どの試合でも着実に勝点を獲得しているということは特筆に価する。アウトラインだけを見れば、ホームでしっかりと勝ってアウェイでは引き分ける。そうした、ホーム・アンド・アウェイの理想的な戦い方が出来ているとも言っていい。プレーする側も、観る側も疲れる試合が続いているが、そうした中で勝点を積み重ねていることを考えると、結果としては好調と言えるのかもしれない。
そんな札幌に対するアウェイチームの岐阜は前節、岡山を相手にホームで4−0のスコアで快勝した。24分に守備的MFの菅和範が決めて先制すると、そこからはFW西川優大のゴールショー。39分、79分、後半ロスタイムと得点を重ねてハットトリックも達成してみせた。そしてこの勝利は10試合ぶりの勝点ということもあり、ここで勢いにのればここまでの不調を一気に払拭できる可能性も十分にある。敵地ではあるが、勝点3を目指してアグレッシブに戦うだけのモチベーションは維持できているだろう。
この試合、ポイントとなるのは「集中力」の部分だろう。8試合不敗中で、前節にエース・キリノが2得点を挙げていることやホームゲームであること等々を踏まえると、札幌に若干の分があるように感じる。しかし、ここ最近の札幌の失点シーンを振り返ってみると、崩されてはいないものの、ちょっとした集中の欠如によって連携ミスなどが生まれてのものが目立っている。そして終盤に疲れが見えてから簡単に決定機を与えてしまうシーンも。岐阜の攻撃は奪ったボールをシンプルに前線に当てるダイレクトプレーをメインに、素早いリスタートから相手を揺さぶって、といったものもあるため、札幌が集中を欠いた瞬間あるいは疲れで足が止まりかけたタイミングでスピードのある攻撃を仕掛ければ決定的なチャンスを作り出すことは十分にできるだろう。
リーグは今週末で15節目を迎える。まだ1順目を終えてはいないものの、開幕直後の緊張感が若干和らいでいるタイミングと言ってもいいだろう。だからこそ、ここであらためての集中が必要だ。会場となる札幌ドームは風もなく気温も一定なため、集中力を欠きやすいゲーム環境でもある。最後まで集中を持続できたチームこそが、勝者としてタイムアップに笛を聞くことができるはずだ。
以上
2009.05.14 Reported by 斉藤宏則
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第15節 札幌 vs 岐阜】プレビュー:8試合連続不敗中の札幌と、前節に10試合ぶりの勝利を収めた岐阜との対決。集中力の維持が、勝敗を分けるポイントだ。(09.05.16)
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