最近はJ2でも観客数1万人オーバーが珍しいことではなくなっている。実際今季ここまでの各チームホームゲームを見てみると、昨季J1の札幌はさすが全試合で1万人を超えており、さらに仙台や甲府もそれに迫る数字。また前節では九州で行われた2試合がともに1万5千人超(福岡/16,531・熊本/19,321)という観客数を記録した。
それに対し徳島は開幕戦こそ9,334人を集めたものの、その後は軒並み3千人前後の入場者に留まっているというのが現状だ。もちろんいきなり前記の札幌や仙台、甲府などのようになるのは無理な話だが、しかし現在の数字はなかなか勝利の得られなかった昨季までとそれほど変化のないもの。チームが劇的な進化を遂げ過去3年が嘘のような健闘を見せていることから考えればやはり寂しさを感じずにはいられない。
とは言え、クラブの努力が来場者の心に響いているのも一方では事実。ヘビーサポーターでないと思われる人たちを選んで話を聞くと「いろんなイベントがあって楽しかったからまた来たい」という声が少なくなく、今季チームが見せている試合の面白さに加えクラブが用意するスタジアム全体の盛り上げもリピーター獲得へゆっくりながら効力を見せ始めてきていると言えるだろう。
ちなみに写真は前節ホーム札幌戦でのひとコマ─。この日は『母の日』ということで880(ハハ)本のカーネーションを先着プレゼントするイベントを開催したが、そのコーナーブースでは新田広一郎社長が先頭に立って来場者に手渡していた。
昨季の四国ダービー第3戦(2008/9/27)で記録した11,897人がホームゲーム最高入場者数の徳島。それを更新することも確かにひとつの目標と言えるだろう。しかしそれにも増して、近い将来1万人とは言わずとも今以上にたくさんの人たちが毎回のようにスタジアムへ足を運んでくれるようにしていかなくては。
クラブの努力はこれからも続く。
以上
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2009.05.15 Reported by 松下英樹
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