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【J2:第14節 徳島 vs 札幌】プレビュー:対照的な前節となった両者の対戦はクロスの精度がポイントの一戦。勝点3を手にしトップグループを追走するのは徳島か、札幌か!?(09.05.09)

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5月10日(日)J2 第14節 徳島 vs 札幌(16:00KICK OFF/徳島
スカパー!生中継 Ch183 15:50〜(解説:逢坂利夫、実況:高松良誠、リポーター:藤原美佳、プレーヤー解説:西谷正也)
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押し込みながらゴールが奪えず敗れた前節の岡山戦。終了後に美濃部直彦監督も「今日のゲームから我々は多くのことを学ばなくてはいけないというか、考えなくてはいけないと感じました」と語った通り、徳島にとっては多くの反省が必要な敗戦となってしまった。しかも前々節(vs横浜FC)での劇的な勝利によって得た勢いを途切れさせたという意味でもその戦いには悔いが残る…。いずれにしても、「もう一回、一からいいゲームをしていけるようにしなくてはいけないと思います」と続けた指揮官のもと、徳島には噴出した課題の解決と強い気持ちの立て直しが求められると言えよう。

逆に札幌は前節2点差をひっくり返す見事な逆転勝利を飾った。DFリーダー西嶋弘之は「今までだったら下を向いてしまいがちだったところをしっかり強い気持ちを持って戦うことが出来た」と振り返ったが、その戦いにチームの逞しさが感じられたのは間違いない。開幕から7節まではわずか1勝(1勝2分4敗)と苦しんだものの、その後5勝1分という素晴らしい勝率で突き進んでいる札幌は自らが味わった苦しみをしっかり成長の糧に進化していると言える。

そしてそのように対照的な前節となった両者が激突する今節の一戦。その明暗を分けるポイントはズバリ、サイドから供給するクロスの精度ではないだろうか。と言うのも、前節それぞれの立場を決定付けたのが紛れもなくそれであったからだ。
札幌はその戦いを2本の高精度クロスで制したと言っても過言ではない。同点弾をお膳立てした西嶋と、決勝点を引き出した砂川誠のアシストボールはまさに寸分の狂いもないものだったと言えるだろう。しかし対する徳島は広がりを意識したパス回しで上手くサイドエリアまでボールを運びながら仕上げのクロスが精度不足。そのため前線に並んだ羽地登志晃と佐藤晃大の高さが活かせず、チームは主導権こそ握ってはいても決定機を迎えられなかった。

それだけに徳島でその役割を担う三田光や筑城和人らの修正が注目される。確かに連戦による疲労の蓄積で振り足のパワーや角度、立ち足とボールとの距離など細かな部分に微妙なズレが生じるのだろうが、やはりチームのチャンスメイクには彼らの好クロスが不可欠。同じ過ちは繰り返せないはずだ。とは言え、彼らが本来質のいいクロスを持っている選手であることに疑いの余地はない。きっとホームサポーターの期待に応えるべく自らの改善を見せてくるであろう。
またクロスをポイントに置けば、フレッシュな選手の使い方も徳島のカギになることを付け加えたい。岡山戦で後半途中から投入され何本かいい軌道のボールを中央へ上げていた六車拓也が先発に名を列ねる可能性もある。

リーグはまだまだ序盤。順位や勝点を気にするには早過ぎる。しかしながら湘南、C大阪、仙台らの快走が止まらないことを考えるとそれに続いている徳島も札幌も足踏みしてはいられない。
得失点差による順位の違い(6位/徳島・7位/札幌)こそあれど勝点は同じ21。果たして今節鳴門の地で勝点3を手に入れトップグループを追走するのはどちらか!?

以上

2009.05.08 Reported by 松下英樹
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