5月2日(土)J2 第12節 湘南 vs C大阪(13:00KICK OFF/平塚)
スカパー!生中継 Ch174 12:50〜(解説:三浦俊也、実況:田中雄介、リポーター:安田美香)
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シーズンが始まったばかりのころと比べ、湘南の試合の入りはゲームを重ねるごとに良くなっている。前節の甲府戦もそうだった。戦術の浸透度の違いを見せつけて勝利した前々節の福岡戦の流れをそのままに、立ち上がりからリズムをつくり、受身に回る甲府の陣内に攻め入った。だが、前半のうちに田原豊が退場し、後半にアジエルをも失うと、土壇場でホームチームにゴールをこじ開けられるのだった。今季初めて喫したセットプレーからの失点も、多勢に無勢ではやむをえまい。
そんな明と暗の結果を伴ったアウェイ2連戦を経て、湘南は今節、ホーム平塚に首位C大阪を迎える。「西の横綱」と反町康治監督が評するC大阪は、くだんの湘南の敗戦を尻目に再び首位を奪取した。長期離脱を懸念されたカイオが怪我から復帰し、攻撃の核となるマルチネスも出場停止から戻ってくる。すなわち、勝点1差の2位チームとの戦いにはベストの布陣が揃うことだろう。対して、「前頭2枚目」と再び指揮官が形容する湘南は、田原とアジエルという3トップのうちの2枚が欠けることになる。普通に考えれば緊急事態である。
ところで、勝点が僅差なら、両者の得点と失点も数字上は変わらない。だが、興味深いのは得点の内訳である。C大阪のトップスコアラーである香川真司は、現在6ゴールで得点ランク2位につけ、乾貴士も4ゴールで続く。総得点19のうちの10得点、すなわちチームの半分以上のスコアをふたりで叩き出している計算だ。3ゴールのカイオと合わせて、前の3人で13得点を挙げている。一方の湘南はというと、同じく総得点19のうち、田原とアジエル、坂本紘司が3ゴールを挙げている他、阿部吉朗と寺川能人、ジャーン、臼井幸平がそれぞれ2ゴールを記録している。主砲がいない反面、ポジションに関係なく、満遍なくゴールを目指している様が窺える。
話を戻そう。つねづね反町監督はこう話している。
「メンバーが代わっても、すぐにでも出られるように日ごろからゲームの感覚を養っているし、それぞれの温度も確認している。温度差がなければすぐにメンバーに入れられる」
あるとき坂本紘司が口にした言葉も、チームの状況を裏付ける。「チームとしてやることは結果に左右されません。以前、サテライトの試合を観に行ったんですが、僕らのサッカーが浸透していることがわかった。外から見ることで僕自身、勉強にもなりました」。また寺川も、「前で起点となってくれる2人が抜けるのは痛いけど、スタイルの違う選手が入ることによって違う展開、新しい何かが生まれる可能性がある。楽しみですよ。何より、メンバーが代わっても、みんながチームのことをどれだけ考えてプレーできるか、まとまりが大事です」と語った。
先制、あるいは前半リードで折り返せば、すべて勝利を掴んできた両者である。首位を懸けた注目の対決は、先制点がゲームを大きく左右しそうだ。こと湘南はどんなメンバーで首位チームを迎撃するか、そして優れた個をいかに封じ、ゴールを獲るか。年代別代表でともに日の丸を背負ったDF村松大輔と香川のマッチアップも興味深い。今後のシーズンを見据えたうえでも、土俵際まで見逃せない注目の一戦である。
以上
2009.05.01 Reported by 隈元大吾
J’s GOALニュース
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