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【J1:第9節 山形 vs 柏】プレビュー:リーグ最少失点の4位・山形が、前節で初勝利を挙げた柏を迎える! ゴールキーパー対決にも注目!(09.05.01)

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5月2日(土)J1 第9節 山形 vs 柏(13:00KICK OFF/山形
スカパー!生中継 Ch180 12:50〜(解説:越智隼人、実況:小出匡志、リポーター:成田ひみこ)
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 開幕から2カ月。試合メンバー表の通算出場欄に「0/0」(出場/得点)と記されていた山形の選手たちも数字を増やし、J1の水にも馴染んできているが、それと比例して蓄積しているのが疲労だ。どの試合も気を抜けず、昨シーズン以上に高い緊張を常に強いられて過ごしてきた負荷のためだ。試合を終えて勝点14で得失点差は+7でリーグトップ、順位は4位。ここまでの戦績に5月病の心配はなさそうだが、この時期の連戦はなんとしても乗りきらなければならない。

 「取られ方が悪かった時にくさびが入ってしまうことがあって、プレスも甘くなってきていた」とDF石井秀典は4月最後の試合となった前節・大宮戦では疲労を感じながらのプレーであったことを振り返る。「出だしの一歩とかボールに対する反応とかもあまりよくなくて、トラップが収まらなかったり、守備では遅れてアプローチに行ってファウルになってしまった」と佐藤健太郎も渡辺匠と交代するまでの59分間、体の重さと戦っていた。そうしたなかでも、戦う意味を忘れていなかったのは前半1分、先制点の場面だ。GK清水健太が蹴り出したボールをタッチライン際でCBマトがクリアしたが、勢い余りピッチを留守にしている隙を、長谷川悠への先制点をアシストすることになる古橋も、スローインする小林亮も見逃さなかった。得点への布石と見ていた「マトをゴール前から外す」チャンスを逃さず、生かしきった。

 あるいは後半35分の、カウンターから藤田祥史にシュートを打たれたシーン。清水がかわされたゴールマウス前に立ちヘディングでクリアしたのは、「自分がミスしたのがきっかけだったので」と戻ってきていたFW古橋だった。攻守にわたり両チームともミスが多い試合だったが、そうした試合を3−0の勝利で終えることができるほど、選手全員の意識は高い。J1デビューとなった廣瀬智靖や渡辺匠、宮本卓也が途中出場で役割を果たしたことも、連戦や今後まだまだ続くリーグ戦を見据えるうえで明るい材料となった。

 前節、劇的な逆転で今季リーグ戦初勝利を挙げた柏にとって、この山形戦は今シーズンを占うターニングポイントとなりそうだ。

 前節は勝点1差の最下位・大分をホームに迎えた。前半はそれぞれが独自にゴールを目指すような、組み立ての意識が感じられない内容だったが、「(杉山)浩太は体調不良で、ポポは内転筋を痛めたということで」(高橋真一郎監督)、後半頭から藏川洋平、大津祐樹の2枚を投入すると、互いに人を生かすプレーが出始めた。前半は窮屈そうにプレーを続けていた李忠成も中央で起点となり、右からは蔵川が、左からは菅沼実と大津がグイグイとえぐるシーンが目立っていく。その後、北嶋秀朗の投入でさらに攻撃は加速し、80分以降はほぼ大分陣内で攻撃を続けたが、そのなかで北嶋、さらにロスタイムには大津のリーグ戦初ゴールが生まれた。「今までいろんな人に勝てないということで心配かけたり、いろんな人に気遣ってもらって、やっとそれを応えることできたのでホッとしています」と、高橋監督は就任後のリーグ戦初勝利の感想を話している。

 大分戦の前半を観る限り、清水との対戦で得た手ごたえはまだ確かなものにはなっていないが、何よりも欲していた結果を出したことで、巻き返しのタイミングはこの機会をおいて他にない。山形戦にも勝利して勢いをさらに加速させ、このあと浦和、G大阪、鹿島と続く試合にいい状態で臨みたい。

 山形の11人のなかに、かつて柏のユニフォームをまとった選手が出場することは、両チームのサポーターにとって楽しみのひとつだろう。大分時代の昨シーズンに続いての古巣対決となる小林亮は、つかみ取ったポジションでドリブラー菅沼の突破を止める重要な役割を担う。2戦連続ゴールを挙げている長谷川は、楽しみにしていたフランサとの対戦は6月7日のヤマザキナビスコカップまでお預けとなるが、ピッチの上からプレーで熱烈なラブコールを送れるか?

 GK清水も柏でそのキャリアをスタートさせている。南雄太という絶対的な守護神を越えることは叶わず、出場機会を求めて05年途中に山形へ移籍し、昨年までリーグ戦138試合の経験を積んだ。06年にはJ2ですでに古巣との対戦を経験し、3勝1敗と勝ち越し。今シーズンは得意のシュートストップでチームの窮地を何度も救い、最少失点タイのチームを支えている。相手ゴール前に構えるのは、驚異的な反射神経で南雄太から柏の守護神の座を奪った菅野孝憲。横浜FC時代、J2優勝を果たした06年には山形相手に4戦全勝しているが、105mを隔てた両ゴールキーパーの対決にも注目したい。

以上

2009.05.01 Reported by 佐藤円
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