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【J2:第12節 横浜FC vs 徳島】プレビュー:最後に必要なのはゴールへの迫力。勢いと完成度で結果を残している徳島を迎え、横浜FCは今季ホーム初勝利をもぎ取りたい。(09.05.01)

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5月2日(土)J2 第12節 横浜FC vs 徳島(16:00KICK OFF/三ツ沢
スカパー!生中継 Ch181 15:50〜(解説:都並敏史、実況:加藤暁、リポーター:三須亜希子)
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 言うまでもなく、サッカーでは90分間にゴールを挙げないと勝利を得ることができない。1試合の勝敗だけでなく、チームの勢い、そしてスタジアムに詰めかけたサポーターの満足度に繋がるのは、間違いなくゴールだ。ここまでの11試合で横浜FCは7得点に留まっているのに対し徳島は14得点。徳島がコンスタントにゴールを挙げて自信をもった戦いができているが、横浜FCはポゼッションをゴールに結びつけられない状態と対照的な第1クールになっている。そして、ゴールデンウィークの第2弾で開催されるこの試合でも、注目するのはお互いゴールを巡る攻防に他ならない。

 横浜FCは水戸戦で初勝利を挙げ、エンジンが掛かるかと思ったら、その後は連敗で足踏み状態。C大阪戦では、「ゲーム展開で言えば前半は狙い通りの守備をしていたが、前半終了間際の失点でゲームプランが崩れた。攻撃の迫力の差が出た」(樋口靖洋監督)と、セレッソの攻撃の切れ味の前に屈した形となった。ボール保持率だけを見ればほぼ互角だったが、前に追い越す動きが少ないことが、迫力不足につながっている。「ボールが収まらない、出て行く意識の不足、距離が遠すぎる、フィジカル不足など原因はいくつかあるが、キャンプの時には意識を持って出来ていたことを考えると意識の問題が大きい」(樋口監督)と、チームの意識の統一が重要となる。

 特に課題になっているのは、相手が引き気味になった時の攻め方だ。指揮官が「ボールは動くが、ディフェンスラインの裏に出て行っていない。ほとんどがミドルシュート。悪いことではないが、裏を取れないと厳しい」と語るように、ポゼッションを攻撃に結びつけないと意味はない。数多くのカウンターを食らったが、これも「相手の裏に入れることで、ボールを失ってもカウンターを受けないような失い方にしなければいけない」と、はっきりとした攻撃へのアクションが求められる。キーマンは、やはりエース難波宏明。木曜日の練習でも鬱憤を早く晴らそうと素晴らしい動きを見せた。開幕からトップの組み合わせも固まっていないが、「調子のいい選手を中心に相手に応じて特徴を生かしていきたい」と、徳島の特徴を考えた組み合わせで臨むことになりそうだ。

 ホームゲームで15試合勝ちがなく、J2記録まであと1試合と不名誉な記録に注目する向きもある。しかし、樋口監督は「15という数字より、今シーズン、ホームで勝っていないことをなんとかしたい」と、ホームのサポーターに勝利をプレゼントすることにだけ集中している。雰囲気の悪い数字を気にするより、徳島戦は8試合連続負けがない(5勝3分)という相性の良さを生かして3ゴールを奪い、J2のホームゲームにおける通算200ゴールという記念ゴールに一気に到達するような攻撃陣の奮起に期待したい。

 実は、そのホームゲーム勝ちなし記録を持っているのは対戦相手の徳島。しかし、今年の徳島はここまで勝点18で、堂々の6位につけている。前節は、ワイドな展開をベースとする草津のパスワークに対して後手を踏んでしまい3失点で敗戦。しかし、その中でも羽地はきちんとゴールを決め、前節のマッチレポートにあるように、前向きな姿勢は失われてない。結果が出ていることから出る自信が、自律的なチームへの脱皮を促しているようだ。樋口監督も、「システムに変化を付けられるタレントがいる。徳重隆明もそうだし、倉貫一毅がボランチで安定感がある。羽地登志晃というターゲットマンがいることで、特徴を持った選手達をうまく使いながら戦っている」と、本来の特徴である勢いのあるプレーだけでなく、チームとしての完成度を長所として挙げている。前節、今季ホーム初黒星となっただけに、その悔しさをこの試合にぶつけてくることは間違いない。

 ゲームは、積極的な試合展開となるだろう。「徳島は、守備でボールに対して出て行く印象がある。こちらとしては、スペースを作って前に飛び出していくという、前への推進力が必要」(樋口監督)と、横浜FCはゴールに直結する動きを増やすことが重要。一方の徳島は「サイドを上手く相手に使われた。これからもサイドか出てくるチームとの対戦があるので改善していきたい」と美濃部直彦監督が述べたように、サイドでの攻防で押し込まれずリズムを作ることがポイントとなる。その意味で、立ち上がりの主導権争いが1つの見所。その上で、横浜FCの難波、徳島の徳重のゴールへの執念に注目したい。

 この試合は、横浜港開港150周年を記念して、高校生までのチケット料金がなんと150円。サッカーを愛するものにとっては、目の前で応援しているチームのゴールと勝利を見ること以上の幸せはない。是非ニッパツ三ツ沢球技場に足を運んで、その幸せを掴めるよう声援を送って欲しい。

以上

2009.05.01 Reported by 松尾真一郎
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