5月2日(土)J2 第12節 愛媛 vs 甲府(19:00KICK OFF/愛媛)
スカパー!生中継 Ch184 18:50〜(解説:大西貴、実況:堀本直克、リポーター:重橋秀香)
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前節、アウェイで札幌に敗れた愛媛は8試合未勝利。J加盟後、’06シーズンの7試合未勝利という不名誉な記録を塗り替えてしまった。目下は4連敗中、暗いトンネルに潜り込んでしまった・・・と言いたいところだが、個人的な感想を言えばそこまでの悲壮感はない。GWの今に例えるなら、長い渋滞に巻き込まれている印象だ。
前節の札幌戦でも、愛媛は立ち上がりから運動量が少なく、ミスも繰り返した。3試合失点が続いていた立ち上がり魔の3分は乗り越えたものの、前半の45分を耐え切れず先制を許した。本当の渋滞と違い、目の前を塞いでいるものがあるわけではないが、今の愛媛はアクセルを踏み込めずノッキングを繰り返している。アクセル全開で気を吐いたキャプテン三上卓哉も結果的には空回りとなり、後半に退場。チーム全体としてどこでアクセルを踏み込み、クラッチを緩めるのか噛み合わないまま試合が進んでしまっている。
ただ、悪いことばかりではない。システムこそ徳島戦から[4-3-3]を採用しているが、やるべきことは[4-4-2]と大きく変わっているわけではない。どちらにしても、両サイドを使いながら早くボールを前に運ばなければゴールは生まれない。3点ビハインドとなり、嫌でもボールを前に運ばなければならなかった札幌戦の後半は、途中から入ったFW田中俊也やジョジマールにボールが入り、2点を返した。決して綺麗な形とはいえないが、泥臭くゴールを奪った。そのイメージを持ったまま、今節も大胆に縦にボールを運びゴールを目指す姿勢を忘れないで欲しい。
その一方、甲府は混雑したJ2の道をスイスイとくぐり抜け、目下は6試合負け無し。逆に言えば、負けたのは第5節の鳥栖戦だけ。序盤は1点差を争う試合展開でもキッチリ先に点を奪い、逃げ切ってきた。さらに第8節の横浜FC戦では愛媛と同じように開始3分で失点を許したものの、3点を取り返して逆転勝ち。さらに第10節では栃木に2点差をつけられたものの、同点に追いつき勝点1をもぎ取る勝負強さを見せた。FW森田浩史、マラニョン、金信泳の3トップはどこからでも点を取れるし、途中から出てくる松橋優も2試合連続ゴール中。2点差をつけたのは横浜FC戦だけで、圧倒的な強さこそないものの90分間、どんな状況にあっても冷静に試合を進められる状態にあり、勝点を着実に積み重ねている印象だ。
ただ、これまで過去がどんな状況であっても、サッカーではその次の試合も同じような結果が繰り返されるわけではない。自分に言い聞かせるわけではないが、渋滞に巻き込まれた愛媛がジャンクションを通過し、再びパワーを持って前に進む日がいつ来ても不思議ではない。継続してきたことにもう一度自信を持つキッカケをつかみ取り、応援を続けてくれるサポーターたちの期待に応えてくれる時を待ちたい。
以上
2009.05.01 Reported by 近藤義博
J’s GOALニュース
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