5月2日(土)J1 第9節 大分 vs G大阪(14:00KICK OFF/大分)
スカパー!生中継 Ch308 13:55〜(解説:川勝良一、実況:八塚浩)
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リーグ戦5連敗で18位。ここまで得た勝点は、リーグ第2節京都戦の1勝のみと苦戦が続いている大分。「(順位は)下がることはないので、あとは勝つだけ。1つ勝つと流れは変わる」と明るく振舞うシャムスカ監督だが、「試合ごとに良くなっているところもあるが、新たな問題も出てくる」との言葉が本音だろう。
新たな問題―。前節の柏戦で言えば、クロスの対応の拙さだろう。2失点はともにサイドから崩され、クロスとCKから決められたもの。シャムスカ監督は、高さのあるFW高松大樹や、対人に強いボランチのホベルト、DF深谷友基の3人のケガによる離脱と、出場停止のエジミウソン不在を、その要因に挙げていた。確かにそれは一理ある。しかし、簡単にサイドを崩され、良い形でクロスを上げられてしまったのは、中盤を自由に使われすぎたからであり、サイドの対応だけが要因ではない。「サイドを抑えるひとつ前で、もっと突き詰めればFWのところで止めること。プレスのかけどころが定まっていない」と話したのはDF陣を統率する森重真人。個々で対応するものの、組織として連動した動きがないために高い位置で捕らえきれず、最終ラインで凌ぐしか術がない。次第に全体の意識は後方へと傾き、中盤は弱体化。セカンドボールをことごとく拾われ、守勢を強いられているのが現状だ。さらに攻撃の悩みはより深刻だ。高さ、強さのある森島康仁をターゲットにロングボールを集めるも、2、3列目、サイドの選手は守備に負われフォローできず、前線が孤立する課題は相変わらずだ。
中2日で迎える一戦でチームを建て直すのは困難であるが、大ナタを振るうチャンスである。4バックにシステムを変更するもよし、これまで出番の少なかった家長昭博や坪内秀介、百戦錬磨のベテラン梅田高志や宮沢正史を起用してみるのも手である。逆境になるほど力を発揮するシャムスカ監督の大胆な采配に期待したいところだ。
一方、G大阪は完全復調の兆しがある。前節のF東京戦では4得点で快勝。残り約10分で2失点したものの、「80分はやろうとしているサッカーができた。一人ひとりがハードワークをし、全員が連動した守備ができている。そのなかでショートカウンター、アグレッシブな攻撃ができた」と西野朗監督は手応えを掴んでいる。この試合は、助っ人3選手が全員得点し、2試合ぶりの先発で起用された佐々木勇人が自慢の突破力とクロスの精度を存分に発揮し、チームに推進力を与えた。自慢の攻撃力だけでなく、「いい守備があれば、いい攻撃ができる」と、西野監督は守備の延長として攻撃を考えており、今のG大阪には隙が見当たらない。
G大阪が俄然優位なのは変わらないが、何が起こるか分からないのがサッカーである。大分は負ければチーム最多連敗記録を更新することになり、是が非でも勝点獲得のために意地をみせることだろう。「窮鼠猫を噛む」。絶体絶命の立場に追い詰められてから、往々にして強者に反撃するものだ。必死の覚悟を決めた大分の魂、絆が奇跡を起こすかもしれない。
以上
2009.05.01 Reported by 柚野真也
J’s GOALニュース
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