5月2日(土)J1 第9節 千葉 vs 鹿島(16:00KICK OFF/フクアリ)
スカパー!生中継 Ch180 15:50〜(解説:桑原隆、実況:下田恒幸、リポーター:飯田留美)
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前節は新潟に二度リードを許したものの粘り強さを発揮し、2−2の引き分けに持ち込んだ千葉。試合の序盤での複数の決定機のうち一回でもモノにしていれば、有利に試合を進められただけに、そこで決めきれなかったのは残念だ。だが、試合当日のミーティングでの「ボールを持つ時間が長すぎると相手に守られてチャンスを作れない。スピードのある攻撃を仕掛けて積極的にシュートを打っていけ」(アレックスミラー監督)という指示を実践するように、千葉は新潟の12本を上回る15本のシュートを放った。
攻撃の組み立てではまだ状況判断や技術的なミスが多く、ロングボールを多用してしまう単調な攻撃の時間も長い。だが、シュートへの積極性が出てきたことに加え、前節が誕生日のDFボスナーがようやくセットプレーでヘディングシュートによるゴールを奪ったこと、85分という時間帯で1点ビハインドの状況ゆえとはいえ、こボランチに入ったDF斎藤大輔がゴール前に飛び出すプレーで得点したことは、得点力不足の千葉には好材料といえる。
一方、守備面はDF坂本將貴のセンターバック起用が奏功し、前節では9回のオフサイドをとるなどディフェンスラインのコントロールは悪くない。だが、1失点目は新潟のFWペドロジュニオールの突破を止められず、アシストしたFW矢野貴章、得点者のFWマルシオリシャルデスはフリーになっていて、要注意選手へのマークがお粗末だった。
また、2失点目は同点後わずか2分で、集中力の欠如や相手との競り合いでのミスが出た。「ボールの失い方が悪くなってくると相手に主導権を握られる。1試合の中ではどうしても苦しい時間帯があるけど、そこで失点しないことが大事だと思う」(FW深井正樹)からには、チーム全体での連動した守備でピンチを招かないようにしていくことが重要だ。
鹿島は、神戸と対戦した前節は試合開始直後の1分に、MF野沢拓也のCKからDF岩政大樹が得意のヘディングシュートを決め、それがJクラブ最速の鹿島のリーグ通算1,000点目となった。先制後は17本のシュートを打ったものの追加点は奪えなかったが、神戸の反撃を抑えて1−0の勝利を収めた。その試合で右足を痛め、38分に交代したFWマルキーニョスは内転筋に内出血が見られ、今節は出場が微妙との報道がある。だが、鹿島のFW陣は田代有三、興梠慎三、佐々木竜太、さらに注目を集めているルーキーの大迫勇也とタレント揃いだ。また、前述の岩政、直接FKの精度が高いMF小笠原満男、シュートがうまいMFの本山雅志や野沢などがいて、どこからでも得点を狙える攻撃力を持っている。
前節終了時で首位に立つ鹿島に対して、千葉は17位。だが、「相手を必要以上にリスペクトしすぎないことも必要」(千葉のMF下村東美)で、前節終了時の総失点は6で浦和、山形と並びリーグ最少の鹿島の堅守を崩すには、積極果敢な攻撃が必要不可欠だ。守備に対する意識の高さはもちろん重要だが、時にはリスクを冒した動きを絡めた連係プレー、思い切ったミドルシュートなどで鹿島の守備に綻びを作り、その隙を突いていきたい。
今節はリーグ第7節浦和戦に続いてチケットが完売。千葉の選手には、集まった千葉サポーターと今季のホームゲーム初勝利の喜びを分かち合えるように結果を出してほしい。
以上
2009.05.01 Reported by 赤沼圭子
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第9節 千葉 vs 鹿島】プレビュー:今季のホームゲーム初勝利を狙う千葉。首位の鹿島に勝つには、守備意識の高さに加えて積極果敢な攻撃が必要不可欠。(09.05.01)
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