4月29日(水) 2009 J2リーグ戦 第11節
岡山 1 - 0 福岡 (19:04/岡山/5,708人)
得点者:31' 喜山康平(岡山)
スカパー!再放送 Ch180 4/30(木)15:00〜(解説:野村雅之、実況:川崎祐一、リポーター:守口香織)
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岡山は前節に引き続き、開幕当初のメンバーからGK、DFを4人代えた編成。福岡は、ボランチの2人を山形辰徳、宮原裕司に代えたスターティングメンバーで第11節に臨んだ。
連敗中の両チームだが、立ち上がりから動きがよかったのは岡山。ボランチの位置についた喜山康平が相手パスをカットしてボールを前線へ供給するシーンや、こぼれ球を小野雄平、喜山らが細かくつないで、受けた妹尾隆佑がドリブルでゴール前へ駆け上がるシーンなど、岡山は中盤で理想的な「狙う形」が作れていた。しかし最前線に選手がおらず、相手ゴール前に空しくボールが転がること数回。また守備面では、守りの意識が前面に出すぎる傾向もあり、ファウルが相次ぎ、前半だけで福岡に9本のフリーキックを与えてしまった。
しかしながら福岡もフィニッシュの精度を欠いており、セットプレーからの得点には至らない。久藤清一からのセンタリングなどから、ゴール前に詰めるシーンもあったが、フィニッシュが決まらなかった。全体を通して、GK吉田宗弘が言うように「単純に技術的なミス、判断ミスが多く、後ろから見ていてもストレスの溜まるゲーム」だった。
そんな中、岡山は澤口雅彦が放ったシュートがキーパーにはじかれ、前に詰めていた喜山の前にこぼれたところを決めてゴール。前半31分のことだった。その4分後には、岡山・西野晃平が福岡・宮原を倒し、福岡は直接ゴールを狙える位置からFKを蹴るが、これをGK真子秀徳がはじいてクリア。さらに、そのこぼれ球のシュートを、前節からスタメンに入った田所諒がクリアする。続けざまのピンチを回避したことによって、得点後の岡山は落ち着いた。人数を掛けて粘り強く守り、声を掛け合いながらのマークの受け渡しといった、コミュニケーションのよさも際立ってきた。
後半、福岡は久藤に代えて中払大介、宮原に代えて田中佑昌、宮本亨に代えて鈴木惇と、時間をおいて3枚の交代枠をすべて使ってゴールを狙った。高橋泰のシュート、大久保哲哉の積極的な動きなど、「何回もやられたかな、という場面があった」と岡山・手塚聡監督が言うように、福岡は果敢に攻め込んだが、ついにゴールネットを揺らすことは出来なかった。
ようやく初勝利を掴んだ岡山。相手ミスなど「運」に助けられた要素もあったが、ぎりぎりまで気を張ることで、運を呼び込めたことも確かである。後半44分頃から岡山サポーター・ファンによる手拍子がわき起こり、ロスタイムの3分が終了するまで、大きな手拍子がスタジアム全体を包み込んでいた。選手は終了のホイッスルが鳴ってようやく、そのことに気づいたという。それほどの集中力で手にした勝利。勝ち抜けるコツは、ここにしかないことを教わったゲームだった。
以上
2009.04.30 Reported by 尾原千明
J’s GOALニュース
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