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【J2:第11節 仙台 vs 水戸】プレビュー:絶好調、水戸の攻撃陣が乗り込んでくる。こちらも好調、昨年の大量失点の払拭に燃える仙台守備陣は、今年こそゲームをコントロールできるか。(09.04.28)

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4月29日(水)J2 第11節 仙台 vs 水戸(13:00KICK OFF/宮城ス)
スカパー!生中継 Ch183 12:50〜(解説:鈴木武一、実況:守屋周、リポーター:村林いづみ)
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 現在3連勝中の仙台。2年前には1度、昨年にはシーズン中に2度記録している4連勝を今年もこの時期にマークして、序盤の少々のもたつきから完全に抜け出すと共に、昇格まであと一歩と迫った過去2シーズンに連勝記録で並んでおきたいところである。さらに欲を言えば、昨年の2度の4連勝では成し遂げられなかった、全て完封勝ちでの4連勝という偉業も経験しておきたい。
 だが、そうした完封勝ちの記録がかかった試合の相手が水戸というのは仙台にとって嫌なデータ。昨年の3試合は仙台から見て、3−3、4−3、2−3ととにかく乱戦。お互いに「全砲門開け。撃て!」と全弾発射で撃ち合うような展開となったのだ。
 今の仙台が最も恐れる水戸の選手、やはり名前が挙がるのがFWの荒田智之。昨年はルーキーイヤーながら17ゴールをマークした。

 そんな荒田が最も輝きを放った対戦カードの一つが仙台戦。昨年は水戸の仙台戦9得点中、4得点が荒田によるものだった。圧巻だったのは仙台の昇格にむけての戦いが佳境に入っていた第3クール(第38節)での2ゴール。仙台サポーターには悪夢として、そして水戸サポーターには水戸の記念すべき仙台アウェイ初勝利を呼び込む2発として、今も残っているに違いない。そしてやっかいなことにこの荒田、現在8得点はリーグの単独得点王な上に、前節の岡山戦では(こちらも4−3という壮絶な撃ち合いだった)ハットトリックをマーク。これ以上ない上り調子な状態で仙台戦に臨む。ゴール前で競ってよし、遠巻きから撃ってよし、スピードに乗って走り込んでよしの荒田に、迎え撃つ仙台は少なくとも手を焼かされることは間違いない。

 また今の水戸は、決して荒田だけのチームというわけでもない。木山隆之監督就任2年目の今年、昨年から与え続けてきた「攻撃マインド」がさらにチーム全体へ浸透した結果が、10試合で18ゴールという結果、そして勝点に結びついている。仙台の手倉森誠監督は、荒田とは別の選手の動きを引き合いに出し、そう分析した。「右サイドの菊岡拓朗が、昨年までは右サイド限定だったところ、今年は連動しながら中へ絞り、中央でボールに絡む場面が増えてきた。荒田への縦パスといった、昨年までの良かったところを残しつつ、もう少し厚みのある攻撃をしようという意図、『サッカーに対して、アクションがしたい』という意図が見える」。手倉森監督の言葉からは、もはや水戸はチームとして新たな領域へと入ったと見たような印象が伝わってくる。

 さあ、そんな水戸の脅威に対抗すべく、仙台はどうするか。まずは何に先んじても、荒田を抑える必要はある。昨年、特に前述の第3クールにおける失点は、浅い位置とはいえボールを持っている選手に対しプレスがかかっていない中、まだ大丈夫とばかりに荒田へのマークが緩くなってしまったことで、一本のロングパスからやられてしまうというように、チーム全体での守備における連携が欠けたところを突かれた。「荒田をDFとDFの間に置かないこと。そしてボールにプレッシャーが無い時には、荒田が縦に走り出すコースに誰かが入っておくことが必要」(手倉森監督)という仙台の守備陣。中央のユニットがエリゼウと渡辺広大に変わった今季こそ、荒田封じ(昨年は3度の対戦、全て荒田が得点をマーク)を達成しておきたい。また荒田以前に、仙台はここまで10試合で6完封と素晴らしい守備成績を残しているだけに、得点力の増した水戸を抑えることで自信をつかみたいという思いもある。

 その上で、4連続完封勝利を目指すのならば、最低でも1ゴールは必要。しかし水戸は手倉森監督の言葉を借りれば「勢いがある反面、やはり隙というか、ムラがあるのも事実。2−0から追いつかれてしまうようなこともある」。前節の熊本戦同様立ち上がりにはボールを回される時間があるかもしれないが、その時間帯を耐えさえすれば、仙台がボールを握る時間は必ず来る。ボールを動かすサッカーに関して言えば、仙台は水戸に比べ一年ほど経験が長いだけに、サイドで連動から次々と選手が飛び出してくる素晴らしい攻撃を披露できるはず。そのサイドへ長距離のボールを精度良く供給する斉藤大介のように、後方支援もばっちり。
 そして万が一、流れの中から点が取れなくても、仙台には必殺のFKを持つ梁勇基がいる。荒田が前節ハットトリックならば、梁は前節、直接FKから2発を叩き込んだ。きっとゴール正面やや左寄りの位置からならば、目をつぶってでも正確なキックを蹴られるのではないかと思わせるほどの精度である。「連戦の中、撃ち合いにはしたくない」(手倉森監督)という仙台にとっては、梁のFKは重要なファクターとなる。

 これまでの通り撃ち合いとなるのか、はたまた最近の仙台らしい、コントロールされた試合となるのか。おそらくゲームの様子が、そのまま結果へと反映される気がするが、果たしてどうなるか。

以上
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