4月29日(水)J2 第11節 東京V vs 熊本(16:00KICK OFF/味スタ)
スカパー!生中継 Ch173 15:50〜(解説:武田修宏、実況:田邊研一郎、リポーター:藤井貴彦,寺島淳司)
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東京Vにとって、前節・草津戦の勝利は非常に価値があった。
「勝って反省できるのはすごく良い」と、試合直後DF富澤清太郎が話していたが、言葉通りだったようだ。「実際、帰りのバスの中でもすぐ、みんなでいろいろ話し合った。翌日からの練習でもそれぞれの意見を口に出すようになった」(富澤)ことで、この3日間をチームとして有意義に過ごすことができているという。
前節、ようやく内容が伴った勝利を手にし、今まで以上に前向きにトライできるに違いない。自信を深めるためにも、この試合をどう戦うかが今後の大きなターニングポイントとなりそうだ。
チームを前進させるためには、草津戦で課題として出た「リードしてからの戦い方が重要」だと富澤は語る。90分間のうち、試合の流れに応じた戦い方をチーム全員がどれだけ統一できるかは、今後のテーマとも言えるだろう。
この試合でも、まず先制点を奪って主導権を握り、優位に立ってゲームコントロール力を高めたい。
第7節までは深刻な得点力不足に苦しんだが、第8節の鳥栖戦で大黒将志・林陵平の2トップにシステムを変えたことで問題は解消されつつある。186cmの林がターゲットとなって前線でボールをキープできるため、飛び出し速く、常に相手の裏を狙う大黒の特長が今まで以上に生きるようになってきた。実際、2連発中の大黒も「(林とは)やりやすい。いろいろコミュニケーションをとりながらこのまま続けていけば、もっともっと良い2トップ関係ができると思う」と、大きな手応えを口にしている。
まだ出場して4試合目だが、林のところでボールがおさまるかが攻撃の大きなポイントの1つとなっていることは間違いないだろう。
また、今節の相手・熊本は前節もFKから2失点を喫するなど、セットプレーの守備に脆さが見られるため、前節もレアンドロのCKから得点を奪っている東京Vとしては、セットプレーの強みも大いに活用したい。キッカーの一人、MF滝澤邦彦も「連戦が続くと、セットプレーからの点は特に大きい。精度をより意識したい」と、ゴールの意欲を高めているだけに注目だ。
昨季J2に加盟した熊本にとって、味の素スタジアムは初参戦だ。重ねて、昨季J1で戦っていた東京Vともこれが初顔合わせとなる。とはいっても、チーム内にはJ1、J2経験者も多く、互いの情報は決して少なくない。
熊本のキーマンは、やはり元日本代表MF藤田俊哉だろう。対戦したことのある東京Vの選手たちは「本当にイヤ」と、思わず苦笑を浮かべる。中でも特に意識しているのが、磐田時代を共に過ごし、公私にわたって藤田を慕うMF河村崇大だ。「僕にとっては特別な存在。誰よりもサッカーを知っていて、難しいことを簡単にやってしまう。間違いなく今のJ2では一番上手い選手」と敬意を抱くだけに、敵対した際の藤田の厄介さは熟知している。ボランチとして対峙も予想され「2列目からの飛び出しは特にケアが必要。相手が引いてゲームを作っている場面では、距離を上手くとって、チャンスがあればプレスをかけて奪いに行きたい」と、藤田対策はすでに頭に描いているようだ。中盤での攻防はこの試合最大の鍵となるだろう。
また、FW中山悟志とG大阪時代チームメイトだった大黒も「アイツにはいっぱい点をとって欲しいけど、ウチとやる時だけはダメ。もしヴェルディが5点ぐらい取ってたら、3点ぐらいは取らせてあげてもいい(笑)」と、親友とのFW対決を楽しみにしている。
さらに、FW木島良輔は東京Vに在籍していただけに、馴染みのある選手・スタッフも少なくない。特に2年前、ユースの練習に参加していた木島といつも一緒にやっていたDF高橋祥平(東京V)は、「クセや特徴は全てわかる。絶対止めたい」と燃えている。
このように、みどころは随所にあり、白熱した勝負が期待できそうである。
歯車が噛み合い始めた東京Vは、チーム一丸となって前回逸した『今季初連勝』を目指す。
以上
2009.04.28 Reported by 上岡真里江
J’s GOALニュース
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