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【J1:第8節 川崎F vs 京都】プレビュー:波に乗れていない川崎Fは、勝利で一息つきたいところ。相手に応じて戦い方を変える京都がどのような戦いを見せるのか、注目したい。(09.04.28)

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4月29日(水)J1 第8節 川崎F vs 京都(13:00KICK OFF/等々力
スカパー!生中継 Ch180 12:50〜(解説:野々村芳和、実況:八塚浩、リポーター:高木聖佳)
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 前節の広島戦は狙い通りに得点し、予想外のミスが出て失点。川崎Fは今季初の連勝を自滅気味に逃してしまった。思うように勝点を伸ばせない現状に直面し、試合翌日の練習では心身ともにリフレッシュして京都戦に備えていた。そんな現在の川崎Fの大きな問題は攻撃に連動性が欠けているという点である。思うようにフィニッシュまでの形を作れておらず「ちらかった」という印象の攻撃になっている。

 その原因を考えると、鄭大世とジュニーニョの不調に行き着く。鄭大世のところでボールが収まらず、またジュニーニョも思うように得点を積み重ねられておらず、攻撃が思うような形で作れていない。ただし鄭大世は現時点で5位タイの4ゴールを重ねており、きっかけがあれば復調するのも早いと考えている。責任感が強い選手だけに、思い悩んで調子を崩しているという状況である。

 本調子ではないという状況で対戦する京都というチームは、川崎Fにとっては嫌な相手であろう。というのも前節の広島とは対照的なチームだからだ。広島は自分たちのサッカーを貫いてきたが、京都は相手に応じて柔軟にチームのスタイルを変化させてきている。そういう相手であることを認識しているため、関塚監督も自分たちの戦い方が試合前にもれることを極端に警戒。今までの川崎Fのスタイルを変えるのか、変えずに行くのか手の内を見せないまま2日間の練習を終えている。そういう点では、情報戦という様相を見せている。

 川崎Fとしては、警戒しなければならない京都の特徴はポジションを自在に変えるディエゴの動きになるだろう。時に中盤にまで降りてボールを引き出し、ゲームを組み立てるスタイルは、攻撃に厚みを持たせるという効果をもたらすが、彼自身がゴールから遠ざかるという点では川崎Fにとっては脅威の減少につながる。まさに良し悪しが極端に出るスタイルだということが言える。

 ディエゴが中盤で組み立てたボールは、両サイドハーフの選手を経由し、さらに高い位置を取る両サイドバックの選手へとつながる。ここにボランチの選手までが絡む攻撃は重厚なものになり、トップに入る豊田を含めて警戒が必要だろう。

 川崎Fは、鄭大世を起点としたオーソドックスな中央突破に加え、両サイドを使いこなせるのかが課題となる。点が欲しいときに中央に偏りがちな攻撃を、いかにサイドに分散していけるのか、注目したいと思う。

 川崎Fは前節を引き分けたため、未だにリーグ戦での連勝がない。上位を伺うためにも、勝点3を積み上げていくそのきっかけにしたい試合であるといえる。対する京都は勝点9で並ぶ川崎Fとの直接対決であり、前節の手痛い逆転負けを払拭する勝利を挙げたいところ。戦略的にスタイルを変化させる京都はどのような戦いを挑んでくるのか。それに対して川崎Fがどう対応するのか、注目したいと思う。

以上

2009.04.28 Reported by 江藤高志
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