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【J1:第8節 清水 vs 浦和】プレビュー:強さが戻ってきた浦和をエコパに迎える大一番。清水の選手たちは思いきり自分たちの力を発揮できるか。(09.04.28)

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4月29日(水)J1 第8節 清水 vs 浦和(16:00KICK OFF/エコパ
スカパー!生中継 Ch180 15:50〜(解説:澤登正朗、実況:桑原学、リポーター:小野響子)
☆GWはファミリーJoinデイズ勝敗予想ゲーム
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 清水としてはほぼ3年ぶりとなるエコパでのホームゲーム開催。エコパのキャパシティが必要になる相手といえば、やはり浦和レッズ。相手の強さは本物だが、前節・柏戦で勝てなかった清水としては、何としても勝って勢いをつけたいホームゲームであり、清水サポーターにとっても、浦和サポーターには応援で絶対に負けたくない一戦となる。

 ここまでの両チームの戦いぶりを振り返ると、浦和は4試合連続の1-0勝利(ナビスコカップを含めれば5戦連続)、清水も勝った2試合はどちらも1-0で、引き分けも含めれば完封は4試合(ナビスコカップを含めれば5試合)。浦和の7試合で4失点という成績は素晴らしいが、清水のほうも3失点が2試合あるものの、その他の5試合では1点しか取られていない。こうした数字を見てもわかるように、両チームとも守備は非常に安定しており、お互いに1点を取るのが容易ではないという戦いが予想される。

 それを前提に試合展開を考えてみると、清水としてはリトリートして堅実に守るときと、リスクをかけて攻めるときのメリハリや状況判断が非常に大事になる。チームの誰もが、小さくまとまったサッカーをして浦和に勝てるとは思っていないし、「ミスを恐れず、自信を持って自分たちらしいサッカーをすることが大事」(山本真希)というのは、全員に共通する意識だ。リスク管理を十分に行ないながらも、行くべきときは積極的に攻めていくという思いきりの良さが大切になるが、相手が強い分、開き直って思いきってやれるというプラスの作用もあるだろう。

 その意味では、前節・柏戦の前半は今季最悪とも言える内容だったが、後半にヨンセンや原一樹が入ってからは、縦に速い清水らしい攻撃が何度も見られ、大きな可能性を感じさせた。とくに、ボールを奪った後で素早くヨンセンにクサビを入れ、そこから少ないタッチでパスをつないでスピーディーに突破するという形が見られたことは大きなプラス要素だ。そうした形は、それまでの試合ではなかなか見られなかったが、柏戦ではそのパターンから岡崎慎司の同点ゴールが生まれ、原が裏に飛び出してシュートがポストに当たる決定機にもつながった。エースらしい勝負強さを見せている岡崎も「攻撃ではどんどんクサビを入れてもらうようにしたい」と語っており、同じことができれば浦和戦でも自分たちのリズムを作ることができるだろう。

 今回は中3日のうち2日間が未公開練習だったので、スタメンの予想は難しいが、昨年まで浦和に在籍していた永井雄一郎がケガから復帰して2試合に出場し、戦力として計算が立つようになってきたのは大きい。高木純平と岩下敬輔が柏戦で足を少し痛めたのは気になるが、本田拓也も柏戦で初先発し、オプションは確実に増えている。

 もちろん、押しこまれる時間もある程度多くなるだろうが、相手に回させておいてカウンターというのは清水の得意な形でもある。その意味でも、前述の冷静な状況判断やゲームコントロールというのが重要になるが、そこは柏戦をケガで休んだキャプテン・兵働昭弘が復帰できるかどうかでかなり違うので、ぜひ回復を祈りたいところだ。

 一方、浦和のほうは、同じ1-0でもギリギリ勝ったという感じではなく、余裕のある1-0を4試合続けていることが強さを証明している。チームとしての課題は2点目を取ることで、そのためのチャンスは十分に作れているので、一度攻撃に火がつけば、2点、3点とゴールラッシュを見せる可能性も十分にあるだろう。当然、今度の試合でも自信を持って臨んでくるだろうし、堅守の清水から2点以上取って、勢いに乗りたいゲームでもある。

 今年の浦和はチーム全体で守るという意識が高く、攻守の切り替えが非常に早くて、相手ボールにプレッシャーをかけに行くのも早い。そのため、清水が柏戦前半のような落ち着きのないボール回しを見せれば、簡単にボールを奪われてビッグチャンスを作られてしまうだろう。そうならないためにも、前述の「自信を持ってプレーする」ということが重要になる。

 なかなか攻撃の調子が上がらない清水にとっては本当に正念場だが、逆に言えばこれに勝てば非常に大きな自信となるゲームでもある。選手たちにはぜひ、ここをチャンスととらえて、思いきり自分たちの力を発揮してほしい。

以上

2009.04.28 Reported by 前島芳雄
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