4月29日(水)J2 第11節 徳島 vs 草津(17:00KICK OFF/徳島)
スカパー!生中継 Ch184 16:50〜(解説:田渕龍二、実況:三宅きみひと、プレーヤー解説:西谷正也、リポーター:藤原美佳)
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前節の四国ダービーを開始早々の2ゴールで制した徳島。愛媛が試合へ入り切れないうちにリードを奪い、それをそのまま押し切った試合運びはひいき目なく見事だったと言えよう。またそれはチームが現在の力の付き様をハッキリ見せた戦いだったと言っても過言ではない。決めるべき時にきっちり決められる、耐えるべき時に耐え切れるといった組織としての基礎力が高まっていることを自ら示した一戦でもあった。
しかし、そんなゲームにあっても課題が顔を覗かせたのは事実。美濃部直彦監督も試合後の会見で最初に反省点として挙げたが、チームは2点を奪った後から引き気味の戦いをしてしまった。後半こそ徐々に修正し結果的に愛媛を完封したものの、それが明らかに出ていた前半、もしそこを突かれて1つでも失点していれば勝負の行方は分からなくなっていたかも知れない。いずれにしても、引き気味になった戦いが大きな危険を伴うものであったのは間違いないだろう。
そして、今節においてはまさしくそれこそが徳島の最も注意すべき部分となるように思われる。引いてしまいボールをバイタルエリア近くへ頻繁に運ばれれば、致命傷を負わされかねないのがこの一戦と言えよう。なぜなら対する草津は松下裕樹、熊林親吾らをはじめとして距離のある所からでも十分ゴールを射抜ける力を持った選手が揃っているからだ。
確かに草津は今本調子とは言い難い。開幕3連勝とスタートダッシュに成功しながら、4節・岐阜戦での完封負けを境にそれ以降は手にした白星が前々節の1つだけと苦しんでいる。だが、結果を出したその前々節を振り返れば、勝利を引き寄せた最大のキッカケとなったのは他でもない松下のミドルシュートであった。30m近くあろうかという距離から彼が突き刺した先制弾によってチームに活性が生まれ、3ゴールでの勝利に結び付いたと言えるだろう。そう考えれば、草津にとっては思い切った中長距離からのフィニッシュトライは現状打開への大きな糸口。それだけに前記の2人に限らずどの選手たちもがそのチャンスを狙ってくるであろう。
となれば、徳島としてはバイタルエリア付近で長くプレーされないよう高い位置取りでの戦いが不可欠になる。登尾顕徳、ぺ スンジンを中心とするDF陣が勇気を持ってラインを高く保ち、青山隼、倉貫一毅ら中盤から前線にかけても前へと押し上げた状態で試合を進めなくてはならない。さらに、そうした位置でもし前を向いてボールを持たれた時には素早い寄せを決して忘れてはいけないだろう。いつも以上にしっかりと間合いを詰めシュートを打たせない対応が全員に求められる。
前節見えた課題を今節すぐに改善し、それによってこの一戦でも望む結果を掴んだなら、徳島はまた一段ステップアップを果たせるはず。そのために選手たちには6試合負けなしという現状に気を緩めることなく今節へ挑んで欲しいと切に願うが、それもきっと余計な心配に違いない。四国ダービーで勝利を収めた直後にも冷静に「次への準備を」「修正点を話し合っていきたい」といっそうの前進を目指す言葉を聞かせてくれた彼らならきっと、いっそう集中したパフォーマンスで再びホームスタジアムに歓喜を届けてくれることだろう。
以上
2009.04.28 Reported by 松下英樹
J’s GOALニュース
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