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【J1:第7節 神戸 vs G大阪】レポート:徹底したG大阪対策で90分を戦い抜いた神戸が今季初の2連勝。(09.04.26)

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4月26日(日) 2009 J1リーグ戦 第7節
神戸 3 - 1 G大阪 (14:04/ホムスタ/20,721人)
得点者:11' 茂木弘人(神戸)、15' レアンドロ(G大阪)、26' 茂木弘人(神戸)、89' マルセウ(神戸)
スカパー!再放送 Ch183 4/28(火)21:00〜(解説:金田喜稔、実況:佐藤文康、リポーター:松本麻衣子)
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 キックオフ1時間ほど前。神戸キャプテンDF宮本恒靖が一人、ピッチへ。そのまま一目散にガンバ大阪サポーター席の前に走り寄ると深々と頭を下げて、挨拶をする。「日本に帰って来たので挨拶にいこうと思ってのこと。拍手というか、温かい対応をもらったので、純粋に嬉しかった」と宮本。その言葉にもあるように、G大阪サポーターもDF宮本の行動を温かく受け入れ、拍手で激励する。

 ただし、そうした和やかな雰囲気も、試合前までのこと。14時04分、キックオフを迎えると、両サポーターも一気にボルテージをあげ、それぞれのチームを熱く激励する。神戸サポーターが陣取るゴール裏には、神戸を象徴する錨マークやサポーター番号である『12』などの人文字。対するG大阪サポーターは、神戸から移籍してきた新エースFWレアンドロの背番号『23』を掲げ、かつて慣れ親しんだ地での、ゴールへの期待を示す。

 前半、ポゼッションをとったG大阪に対し、神戸は堅守からのカウンターを徹底。その中では「非常にスカウティングに時間を費やした」と話したカイオ・ジュニオール監督の指示のもと、MFアラン・バイーアがG大阪のキーマンMF遠藤保仁に粘り強くマンマーク。G大阪の『心臓』を停止させることでチーム全体の機能を低下させつつ、攻めては高く保たれたG大阪のディフェンスラインの裏を突く、カウンター攻撃を仕掛ける。前半11分のFW茂木弘人による先制ゴールもそのカウンターから。MFボッティから左サイドの裏に出来たスペースに浮き球のパスを送ると、FW茂木がそれを拾って一気にゴール前へ。G大阪DF陣のマークの甘さもあったとはいえ、そのまま右足で豪快にゴールを揺らす。

 G大阪も嫌な空気を払拭するようにすぐさま応戦。15分、FWレアンドロが相手DFのボールを奪い去り、そのままゴール前へ。神戸DFも何とか対応しようと身体を張るが、個人技の高さを見せつけるようにドリブルでうまく交わし、ゴール。一度は試合を振り出しに戻すものの、この日は神戸の戦略がG大阪を終始上回ったとの印象。追いつかれても慌てることなく、プラン通りにゲームを運ぶと、26分、再びMF茂木がゴールを揺らし、2-1で前半を折り返す。

 一人ずつ選手を交代して迎えた後半。前半同様、G大阪がシステム、選手をかえながら攻勢に試合を進めるものの、神戸も落ち着いて対応。リードしている状況も後押ししたのだろうが、集中力の感じられる守備を示しG大阪の攻撃を弾き返す。しかも、G大阪が前がかりになることで生まれるスペースを突いたカウンターが効果的にG大阪を苦しめ、心身両面で優位に立つ状況で試合を運ぶ。

 勝利を確実なものにするトドメを刺したのは、89分。エリア内に侵入したMF田中英雄を征しようとG大阪MF明神智和が痛恨のファウル。PKを与えると、それを途中出場のFWマルセウがきっちりと決めて3-1。その直後に出されたロスタイムが4分もあったことを考えても、大きな意味のある追加点。これで完全に相手の息の根を止めた神戸は今季初の2連勝で、G大阪と同じ勝点10で並び、一気に7位に浮上。対するG大阪は過去2年、白星を挙げていない鬼門『ホムスタ』でまたしても黒星を喫した。

以上

2009.04.26 Reported by 高村美砂
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