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【J1:第7節 千葉 vs 浦和】レポート:チャレンジする勇気のある動きを欠き、浦和の堅い守備網を破れなかった千葉。後半に立て直し、『1点』を得た浦和がリーグ戦4連勝。(09.04.26)

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4月25日(土) 2009 J1リーグ戦 第7節
千葉 0 - 1 浦和 (16:03/フクアリ/15,428人)
得点者:58' エジミウソン(浦和)
スカパー!再放送 Ch180 4/27(月)12:00〜(解説:田中孝司、実況:下田恒幸、リポーター:飯田留美)
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2005年のリーグ第11節以来、この対戦カードではスコアレスドローがなかった。どんなに拮抗した展開になっても、必ずどちらかが、もしくは両チームが相手の一瞬の隙やわずかな守備の綻びを突き、ゴールを奪ってきた。そして、今節もやはりゴールは生まれた。

大量の降雨と強風で足下が滑りやすく、ボールコントロールが思うようにいかない状況下での一戦。浦和はそんな影響も受けたうえに、千葉がポジショニングよく激しいプレスをかけたことで、築き上げてきたパスサッカーを思うように展開できなかった。一方の千葉はキックオフ直後から主導権を握り、2分には右サイドバックのDF和田拓三のアーリークロスをFW巻誠一郎が浦和のDFと競りながらヘディングシュート。だが、この最初の得点機はボールがゴールポストの横に飛んで決まらなかった。

その後も千葉はいい形でパスカットをしてボールは取れていたが、巻に当てたボールがこぼれたのをうまく拾えない。浦和が「うちのサイドバックが巻にボールが入った時に中に絞ってカバーした」(DF坪井慶介)こともあったが、前節の得点シーンではいい距離感でプレーしていたMF谷澤達也、FW深井正樹が巻とうまく絡む場面が少なかった。パスをつないで攻めてもミスが出てフィニッシュまで持ち込めず、42分にはFKからMF工藤浩平がスペースに飛び出したが、ドリブルからシュートに持ち込む寸前に浦和のDF田中マルクス闘莉王のスライディングでボールを失い、チャンスを逃した。

千葉では「ミスが多くて苦しかった。どっちもどっちの内容」と谷澤が評し、浦和では「相手に点を取られていてもおかしくない場面があった。ラッキーだった」とMF鈴木啓太が胸を撫で下ろした前半を終え、後半に入ると戦況が変わった。浦和が互いをサポートする動きの量を増やしたことで、前半よりもパスがつながるようになったのだ。

次第に運動量が落ちた千葉は前半のようにはボールを奪えず、ボールを保持しても浦和の圧力を受けて攻撃が組み立てられない。そんなさなかの56分、千葉にアクシデントが発生。浦和の選手の足が当たった千葉のMF下村東美が鼻血を出してピッチにうずくまった。だが、千葉はそれに気づいた選手が少なくプレーを切らない。57分に下村がピッチの外に出て千葉が1人少ない状況の58分、浦和は左サイドからMF山田直輝曰く「ミスキック」のクロスボールをあげた。千葉のGK岡本昌弘はニアサイド寄りでボールに対応しようとしたが、彼の予測以上にボールはファーサイドへ飛び、浦和のFWエジミウソンがヘディングでボールをゴールポストと岡本の間にうまく落として待望のゴールを奪った。

浦和は70分にはMFポンテがビッグチャンスでシュートをミスするなど追加点を奪えなかったが、千葉の拙攻も味方し、1点リードの余裕も得ての落ち着いた守備で逃げ切った。前半は不本意な内容でも、後半に立て直して勝利をつかんだのは地力のなせる業といえる。

千葉は「ピッチ状態を考えてセーフティーにいきすぎたし、くさびのパスが少なすぎた。動きの質も悪かった」(谷澤)単調な攻撃で敗戦という結果を招いた。守備には手応えがあっても、チャレンジを恐れない勇気のある攻撃ができなければゴールも勝利も得られない。

以上

2009.04.26 Reported by 赤沼圭子
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