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【J1:第7節 神戸 vs G大阪】プレビュー:『縁』多し関西ダービー! ホームサポーターの声援を力に、神戸が今季初の2連勝を目指す。(09.04.25)

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4月26日(日)J1 第7節 神戸 vs G大阪(14:00KICK OFF/神戸
スカパー!生中継 Ch363 14:00〜(解説:金田喜稔、実況:佐藤文康、リポーター:松本麻衣子)
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 前節の大分戦では、J1リーグ第2節以来の白星を挙げた神戸。まだ序盤戦と言えども「勝てない」状況による選手たちの心理的なプレッシャーを思えば、「多少なりとも安堵感はある」と話したMF松岡亮輔の言葉にもあるように、少し気持ちが軽くなったことは間違いない。但し「それが気持ちの緩みに繋がらないよう気を引き締めてG大阪戦に臨まなければいけない」とは前述のMF松岡。しかも、今後は明日のG大阪戦、次節の鹿島戦と上位との戦いが続く。ここで白星を手に出来れば一気に上位との勝点を縮められるチャンスだけに、しっかりと白星を睨んだ戦いを展開したい。

 そのG大阪との通算対戦成績は神戸が6勝6分10敗と負け越しているが、神戸がJ1リーグに復帰した07年以降、リーグ戦における『対G大阪』のホーム戦は1勝1分と負けなし。しかも、ホムスタでの昨今の戦いを振り返ると、今季の2勝はいずれもホムスタで挙げたものだし、昨年リーグ戦ではホムスタで15試合を戦って7勝4分4敗と勝ち越している。今節もしっかりとホームの利を味方につけ、今年初の連勝といきたい。

 両者には何かと『縁』が多い。
 周知の通り、今季、キャプテンを務めるDF宮本恒靖はかつて15年間、G大阪に在籍。現在もG大阪でプレーを続ける大半の選手とともにリーグ優勝に導くなど存在感を発揮した選手。それゆえ本人もかねてから「自分にとっては特別なチーム」だと話しており、今節、敵としての初顔合わせにも気合い十分。「精神的なやりにくさは多少感じるけど、プレー的にはやりにくさはない」とした上で「ガンバは前線の選手も危険だが、それだけではなく中盤も含めてどこからでも攻められるという強みがある。たくさんのことに注意を払わなければいけない」と冷静に相手を分析。「もちろん、勝ちたい」と語気を強めた。

 また今年からG大阪に在籍するFWレアンドロは昨年までの2年間、FW播戸竜二は02年から4年間、神戸のエースとして活躍し、その活躍を足がかりにG大阪への移籍を決めた選手。また、MFボッティとG大阪のDFパクドンヒョクは02年から05年まで韓国の全北現代でチームメイトとして戦った『戦友』だし、DF石櫃洋祐とG大阪のMF佐々木勇人は大阪学院大学時代の先輩後輩の間柄。大学在学時代から学年こそ違えど仲が良かったそうで、今年の1月に行われたDF石櫃の結婚式にはMF佐々木も出席。後輩の結婚を祝福した。更にMF金南一とG大阪のFWチョジェジンは、韓国代表として揃って06年ドイツW杯に出場。第4節の清水戦には、試合がなかったこともありDFパクドンヒョクと共にホムスタに足を運び、MF金南一を激励している。

 また、神戸は今季、カイオ・ジュニオール監督のもと『ポゼッションサッカー』へのスタイル変更を行っているが、G大阪もJリーグ屈指とも言うべきポゼッション率を誇るチーム。それは神戸、カイオ・ジュニオール監督も認めるところで「G大阪のポゼッションのクオリティは他のチームにないものがある。個の能力も高いし、攻め急がずにボールを維持しながらチャンスを伺うことのできるいいチーム」と評価。そのことを踏まえた上で、今対戦のキーポイントを「ガンバのストロングである中盤の強さを防ぐことがカギ」とし、「確かに前節は勝てて良かったが、次の試合はまた相手にあわせたやり方を取り入れなければいけない」と、何かしらの変更を示唆した。その言葉から察するに、大分戦からの多少の選手の入替え、中盤の形の変更等は考えられそう。もちろん、相手への対応に追われるのみならず、その中でいかに厚みのある攻撃を仕掛けられるかが勝負のカギであることは間違いないが。

 一方のG大阪もリーグ戦では3試合白星に見放されていたが6節の山形戦で久しぶりの白星。続くインドネシア・パレンバンでのACL4節、スリウィジャヤ戦でも白星を挙げいいムードで帰国した。ただ、遠征による疲れは明らかで、今節はその疲労をいかに払拭し『らしさ』を発揮できるかがポイントの1つ。ただ「ACL後の疲れは否めないが、今年はそういう状況にもフィットした戦いを続けたいと思っている。リーグ、ACLの両方でいい戦いをすることが今年のチャレンジ」だと西野監督。その思いは選手たちも同じで、MF遠藤保仁は「相手どうこうより自分たちがやっていることを全部出し切れる試合にしたい。楽しめれば一番いい。楽しむ=結果を出すことだから」と関西の雄としてのプライドを示した。それが当日のピッチでどんな風に表れるのかを楽しみにしたい。

 当日のホムスタには今季初の2万人を超える動員が予測される。関西サッカーファンの多くの注目を集める『ダービーマッチ』として、上り調子にある両者の良さが真っ向からぶつかり合う、見応えのある試合になりそう。尚、この一戦はテレビでも生放送で中継されることが決まっているが、細部の面白さ、迫力を肌で感じられるのはスタジアムだけ。当日券はまだ若干、余裕があるようなので是非、多くの方に足を運んでいただき『生』の楽しさを体感して欲しい。

以上

2009.04.25 Reported by 高村美砂
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