4月21日(火) AFCチャンピオンズリーグ
スリウィジャヤ 0 - 3 G大阪 (21:00/ジャカ/9,000人)
得点者:30' レアンドロ(G大阪)、45' 佐々木勇人(G大阪)、75' チョジェジン(G大阪)
ホームチケット情報 | 決勝戦は11月7日(土)に国立競技場で開催!
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ホテルからジャカバリンスタジアムまでパトカーに先導されて会場入りしたG大阪。前日のほぼ同時刻では40分ほど要した距離が、対向車線を通るなどしたことで、わずか20分で到着。地元サッカーファンも好意的で、G大阪バスに向かって手を振ったり、声援を送ったり。試合前のスタジアムの雰囲気も当然、スリウィジャヤに対する声援が多いとはいえ、だからといってG大阪にブーイングなどが浴びせられることもなく、強烈なアウェイという雰囲気は漂っていない。ただ、湿度は相変わらず高い。雨に見舞われなかったのは幸いだが、キックオフ前は気温30度、湿度も79%を記録しており、選手たちは『暑さ』との戦いを強いられる。
G大阪のスターティングメンバーは直近のJ1リーグから若干の変更。システムは通常の4バックだが、山形戦では先発メンバーではなかったGK松代直樹、DF中澤聡太、MF寺田紳一、MF佐々木勇人が先発を預かる。「誰が出ても同じ戦いをしなければいけない」。常日頃そう口にしていたのはゲームキャプテンDF山口智だが、この暑さの中で、G大阪らしいサッカーが出来るのかが注目ポイントの1つとなる。
対するスリウィジャヤもホーム戦での対戦時に比べるとケガ人等もあり、メンバーを多少変更。システムは、スリウィジャヤのラフマド・ダルマワン監督は「3-5-2システムをとった」と振り返ったが、確かにやや両サイドが高い位置をとった時間帯もあったものの、G大阪に押し込まれる時間帯が長かったこともあり5バックにも見える布陣。しかも相次ぐGKのケガで、ピッチには第3GKが立ち、控えにはGKがいない状況でキックオフを迎える。
両者共に集中力の高さが感じられる立ち上がり。先にシュートを放ったのはG大阪のMF橋本英郎だが、スリウィジャヤも得意のカウンターから果敢にゴールを目指す。深い位置でボールを奪うと一本の縦パスで前線へ。それを2トップを組んだFWクロード・パフェ・ジャム、FWキース・ジェローム・ガンブスとトップ下のMFザー・クランガーの3人が絡んで持ち込み、G大阪ゴールを攻め立てる。7分、17分にはG大阪DFの背後をとり、決定的チャンスを作り出すが、いずれもシュートの精度が悪くゴールにはいたらない。20分を過ぎてからはG大阪の一方的な展開に。だが、巧くスペースを突き、フィニッシュに繋がるラストパスを送り込むものの、こちらも決め切れない状況。24分にはセットプレーからDF中澤聡太のヘッドが炸裂するもバーに嫌われてしまう。
均衡を破るゴールは30分。DF山口からの縦パスにFWレアンドロが足の速さを生かして前線へ。そのままゴールに持ち込んで先制点を得る。更に追加点は前半終了間際の44分。FWレアンドロの左サイドからのパスを受けたFW山崎雅人がシュート。バーに嫌われて跳ね返ったボールをMF佐々木勇人がゴールにおさめる。「浮かさないようにだけ気をつけて、抑えて打ちました(佐々木勇人)」。
後半はスタートからFWレアンドロに代えてFWチョジェジンを投入。更に63分にはMF遠藤保仁に代えてMF明神智和を投入するなど、体力消耗も考慮してかリーグ戦ではあまり交代させることのないメンバーを交代しながらゲームを作っていく。スリウィジャヤも、ホームでビハインドを負った展開を何とか覆そうと、わずかなチャンスを活かしてゴールを狙うがG大阪守備陣の集中も途切れなかったこと、相変わらずシュートの精度が悪いこともあり、1点が遠い。しかも77分にはG大阪のFWチョジェジンが試合を決める3点目を叩き込む。
結果0-3。残り15分を切ったところでG大阪はDF山口智に代えてDF高木和道を投入。守備ラインにやや慌てた時間帯が見られたこと、シュートチャンスを作り出しながら決めきれなかったことなど、反省点はいくつかあったが、この暑さの中、最後まで集中を切らさずに無失点で白星を手にしたことは何よりの収穫だったに違いない。尚、この日、G大阪が勝利し、もう一つのカード『FCソウルvs山東魯能』戦がドローで終わったことで、G大阪は残り2試合を待たずして『2位以内』が確定し、ベスト16進出が確実なものに。次節、山東魯能とのアウェイ戦に引き分け以上の結果を出すことが出来れば、最終節を待たずして1位通過が決まる。
以上
2009.04.22 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
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